神戸中央シニアさんの選手達は冷静で力強さを感じました。
どこのチームでも4番を打てる後藤くんを1番筆頭に、一息つける暇のない気の抜けない打線。
少し調子を落としているようには思っていたが、、それでも破壊力抜群の屈指の打線。
私も1週間前から入念に分析し、バッテリーにも球種、配球の再確認をして挑みました。
また、今年は守備力も高く、特にセンターラインが良い。
そのショート馬場くんの好守に最後は芽を摘まれてしまいました。
負けたくはないが、万が一負けるのであれば相手のナイスプレーで負けたい…、と常々思っていたが正にその通りになってしまった。
冷静でポテンシャルも高い素晴らしいチームでした。
しかし、あれはいったい何だったのだろう。
大会としてはまだ2回戦だが、試合直後、山田監督さんと私がグランド内でどちらからともなく駆け寄り、挨拶と握手。
それほどまでの激闘だったということですが。
熱い思いが強かったからこそお互いの健闘を讃え合いたかったのだと思います。
決勝戦でもないのにとても稀有な珍しい事だと感動していました。
正に私の好きな言葉 「ノーサイド」 の瞬間です。
競技が終わって結果が出た、今は敵も味方もないではないかという意味です。
そこで私は見た、「人間、山田監督」 を。
今まで幾度となくお会いしているが、これまでに見たことがない表情です。
チームに責任を持つ者にしかわからない気持ち。
涙をこらえておられたように思います。
私はその名将、山田監督のあの顔と握手を決して忘れない。
お会いする度に、常に子供達の事を思い、野球論から指導論、技術論、はたまた親の役割から日本の教育論にまで話題が及ぶこともあり、魅力的でそのスケールは大きく、野球界全体に貢献するという高い志がヒシヒシと伝わってきます。
一旦この大会を最後に30番を脱がれるそうですが何年もの長期間ともなると、おそらく周りが許してくれないでしょう。
時代から呼び戻されること必至と予想します。 (笑)
いずれにせよ切り換えて、今大会の優勝と全国制覇に向け御健闘をお祈り申し上げます。
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