116】立ち向かう

押されっ放しの苦しい試合でしたが、バッテリーが何とか粘ってくれて、1対2で初戦を突破しました。
しかし、京都丹後シニアさん、左投手2枚がハイレベルだし、4番糸井君の怖いこと怖いこと。
あんなに打席内でデカく見える打者は滅多にいない。
良く勝てたと思う。
チーム一丸になりつつあるのでしょう。
でもね、全然物足りない。
一人一人の選手から伝わってくる意気込みというか、何か熱い「モノ」 。
それを私はまだ感じれずにいます。
その覇気を今出さなければ、今沸き立って来なければ、今まで2年間やって来た事の意味はほとんど無くなる。
今、調子が良い悪いではない!
これまでやって来た事に自信を持ち、熱くプレーする。
次の相手は名将山田監督率いる関西の王者、神戸中央シニアさん。
大舞台では小手先の誤魔化しは通用しない、それまでに積み上げた物が頼りとなる。
それが私には分かるからこそ、神戸中央シニアさんの強さ、底力をヒシヒシと感じるのです。
隠し玉も秘策もない。
巨大な相手に対し、ブレずに豊中の野球をやる、ただそれだけ。
面白い試合になるかもしれません。
選手達がやってくれると思っています。

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115】新人30名

新1年生が30名、(内3名は7月より) 豊中シニアの仲間に加わりました。
もう既に、目の色を変えて取り組んでる選手もいます。
何かを感じ、目標も明確なのでしょう。
何名かは早目に飛び級で上の学年に上がってくるかもしれません。
楽しみです。
楽しみですが、飛び級で上がったことで天狗になり、本人の成長の足かせになるケースもあります。
『得たつもりが失ってる』です。
ここを気を付けて慎重な対応をしなければなりません。
また、それとは別に今後、親や周囲の大人が、子供達に変な雑音を入れない事が大切です。
例えば、どこからか引用して来たのであろう元有名選手の技術論など、ある意味、場合によっては「中学生」には必要ない。
小手先の技術に走る傾向が出て来てしまいますから。
チーム方針に沿ってやっていただく事が重要且つ高校での好評価に、より直結します。
我々現場の指導者が困惑し、迷惑なのは、外部からの指導が選手に入った時。
選手の様子が変わり、こちらの話を聞き流し始める事が多々あります。
これはよろしくない。
選手の為にもチームの為にも決してなりません。
同年代の子供を持つ親として、私は二人の息子に家庭で言っているのはこれだけです。
「夢と目標を持ち、それに向かって日々何をしなければならないのか自分で考え努力しなさい。
これでいいのだろうか? なぜなんだろうか? と自問自答しなさい。
好きで入ったチーム、その指導者を信じてついていきなさい。」
ポジティブに謙虚に参りましょう。
3年間、切によろしくお願いいたします。

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113】ボトムアップ

関西大会本戦には出たものの、初戦で郡山シニアさんに敗退。
投打が噛み合わないが、がしかし根本は絶対的な力が無いという事に尽きる。
少々の事では勝敗を左右されないだけの力あるチームにしたいのが現場を預かる者の本音。
良い試合もするが、もろく、大人しく、弱い面がある。
圧倒的な力は無くとも戦えるだけの力が無いとは思わない。
いや、そこそこの力はある。
しかしながら礼節が低下し、道具の整理整頓もいい加減になった。
鈍感な選手が増えてる。
こちらが何を言っても響かない選手もいる。
技量的に成長した代わりに何か大切な物を失ってないだろうか。
当然キャプテンの声にも耳を傾けない。
いわゆる 「ゆるく」 「ぬるく」 なった。
(技術) 以外の (心) (体) が、より重要なのに大切なことが置き去りになってしまっている。
主将林と副主将上神は去年1年間、ひとつ上の学年に帯同し、この1学年上のチームとの大きな違いを強く感じているのではないだろうか。
一度緩んだものはなかなか引き締められない。
昇るに難しく、降りるに容易い。
引き締めに難しく、緩めるに容易い。
否、選手が悪いわけではない。
こうなる事を予見出来たにもかかわらず私が黙認してしまったのだ。
私がブレた。
申し訳ない。
ただし、間違いなく体力はつけてきたし、主力故障者も間もなく復帰する。
この連休中に再確認出来た事や、収穫もいくつもあった。
この2週間で何とか出来ると思う。
子供は純粋だから、多くの選手達が真面目に取り組んで来たのだから、こちらに風が吹く。
手を緩めず今一度鍛え直す。
熱い夏の一発勝負。
選手達が、「ナニクソ」 と強い意地をもってくれれば…。
なんか選手がやってくれそうな気もします。
選手の自覚と奮起を信じたい。

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