人間だから失敗はつきもの。
チャラチャラした所作でないならば基本的には失敗しても堂々としていれば良いと思う。
他方、その失敗を恐れるが故に小さくなってしまうのはよろしくない。
チャレンジし何らかの結果が出る、その結果を素直に受け止め次に活かす為の創意工夫と努力を加える。
これを当たり前の如く前向きに取り組めるならば、そして継続出来るならば最高だ!
成長間違いなし!
あとは成長から成功に結びつけるための努力のボリュームの問題、やらされる練習から、自発的に明日を夢見て取り組む練習へ、想像するだけでもワクワクしてくるではないか!
高校生、大学生選手ではけっこう居ると思うが、中学生のうちからそういう感性を持つ子はやはり、ものが違う。
是非育てたいものです。
さて失敗の話に戻ります。
その失敗のほとんどが反省材料になり言うまでもなく良い事だと思います。
がしかし、単純な事にもかかわらず覚えきれず高い頻度で同じミスを繰り返す…。
中学生としてはお粗末でかなりの低レベルだと感じる事が多々ある。
マスターするのに時間のかかる選手は2倍3倍の強い意思で取り組めという事です。
こちらとしても、以外に簡単な事だけれど、しかし重要なのでたっぷりと時間をかけて練習している事なんですが。
サインを見る、コーチャーを見る、振り返らずとも見える打球はランナー自身が見る、スライディングしろと注意を受けるな、カットに入れ、カバーに入れ、チェンジ交代で速やかにグローブと帽子を選手に持って行け、こんな事にいまだに時間をかけなくてはならないのである。
まだまだです。
負ける要素満載。
カットとカバーに関してはバリエーションが豊富なのですぐに出来なくても仕方ないところもあるが、概ね1年目の半年以内で完全マスターしなくてはいけない初級項目です。
2年生がこのレベルでつまづくようだと試合に使う訳にはいきません。
猛省をしていただきたい!
サインを覚える、サインを見る、グラブと帽子をセットで置いておく、それをチェンジの時に素早く選手に持っていく、控えの選手は素早くトンボを取りに行きグランド整備、内野ゴロは一塁まで全力疾走、フライも相手野手が落球することを想定して走る、、、そんなに難しい事なのか?…。
ここを早くクリアして次の階級に進まねばならないのです…。
バレーボール、女子シンクロ、女子チアリーディング、自衛隊等々、いろんなものを背負った意地とプライドと責任感のある訓練行動の厳しさの中に様々なヒントがある。
真に楽しくやるがために苦しかろうがマスターしなくてはいけない事というのが絶対にある。
トップアスリートの並々ならぬ努力や苦悩や苦労を理解せず、ただ明るく楽しく…この部分だけを真似しても良い選手は育ちません。
先日、ある試合で1点差で負けている最終回の攻撃時、内野ゴロで諦めて一塁手前で走力を抜いた選手がいた。
当然私は激怒した訳です。
私の野球で許せる事ではないからです。
本人曰く「全力で走りました」 。
明らかに手を抜いていたが。
こんな嘘をシャーシャーと言ってのける選手は大した度胸だと思うが、しかし真 (まこと) の度胸ではない。
言い訳を始めて、収まりがつかなくなったのである。
別に私に従順でなくても良いが、その場しのぎの嘘には信念がなく軽いし、成長の妨げになること必至。
そういう選手って「逃げ」が先に来るから以外にここ一番のプレッシャーに弱い。
練習時から自分を追い込む事をしないから大事な試合では逆にプレッシャーに支配され、追い込まれ、押し潰されるのだ。
当然「逃げ」を覚えるのである。
良い事は何もない。
面白さ、楽しさのはきちがいになっていく。
私がこだわる事である。
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