まずは我々指導者側の指導力云々はさて置いて語りますのであしか
持って生まれたセンスというのはあるだろうけれど、それでも誰もが夢を抱き本気で取り組めば、目標に対し相当近い距離まで辿り着く事が出来るのではないかと思います。
問題は本気になれるかどうか、性根を入れて取り組めるかどうか、何クソと思い、同じ失敗を繰り返してなるものかと反省し心に刻み、予習復習並びにチャレンジ精神を自ら当たり前の習慣に出来るかどうか。
記憶力が低くては当然駄目で、興味がある事ならばしっかりと覚えているはずです。
よく「楽しむ」という言葉を耳にするけれど、本物のアスリートは素人の「楽しむ」とは次元の違う楽しさと苦しさを知っている、いや、楽しいなんて思った事など無いかもしれない。
これはあくまで私の持論と価値観ですが、よくオリンピック選手が空港でのインタビューで「楽しんできます」って言うでしょ?
あれを見ると少々違和感を感じます。
日の丸を背負って税金で行かせてもらってるのに楽しんで来てもらっては困る。
金メダル候補が余裕から発する言葉ならまだしも、そうでなければやはり、「あらゆる事を駆使して少しでも上を目指しベストを尽くしてきます」というのが本筋だろうと思う。
「楽しむ」というのはあなたがリラックスして良いパフォーマンスを出せるひとつの手段であって、抱負や意気込みは?
という質問に対する答えであってはおかしい。
いろんな見方はあるでしょうが…。
話はかわりますが思い出せば私は小学、中学生時、打てなかった時、エラーした時、負けた夜、野球以外でもそうでしたが風呂の湯船に浸かり一人で悔し泣きしてたなぁ…。
その後夜中に寝付けずバットを振りに外に出てた事を思い出す。
母はそれを知ってたのかな、たぶん気付いてた。
でも何にも言わなかったなぁ。
放っておいてくれた。
もう50年くらい前の思い出。
話が横道にそれましたが、そして親が近すぎず遠すぎず文字通り木の上に立ってそっと眺めてやり、自立を促す事が出来るかどうか。
13〜15才の思春期、超反抗期と言ってもいい、その過渡期、成長期にやはり大人の導き方というのは極めて重要だと心底思います。
親は当然我が子の事が気になります。
そこを敢えて見て見ぬふりが出来る事も導き方のひとつであり、合わせて重要だと思います。
選手諸君、真剣に人の話を聞き本気で覚えようとして下さい。
自分勝手に好きな事だけやってて通用する世界ではないです。
適当にやっててもそのうち何とかなる?
何ともなりません!
真剣にやってないけれど一晩寝て翌朝起きたら上手くなっていた?
そんなこともあり得ません!
本気で汗を流した者だけが見る事の出来る景色というのが絶対ある。
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