3年連続出場の全国選抜大会。
この5年間で春夏5回ずつ、合計10回のチャンスがある中で、春4回、夏1回、計5回の全国大会出場を果たしている我が豊中シニアではありますが全国大会2回戦の壁が打ち破れません。
唯一、去年の夏の日本選手権は感触が良く、それ相応の根拠もあったので1回戦での強豪武蔵府中シニアさんに勝利し、更にそこそこ行けると感じていましたが、翌日2回戦会場に向かう途中で大会中止決定。
何とも言えない残念な気持ちでした。
それはそれとして、不思議な事にうちが負けた相手チームさんが5大会中3回優勝。
4年前の佐倉シニアさん、2年前延長戦の末負けた浦和シニアさん、そして今回2対4で負けた取手シニアさん。
それぞれが見事に優勝を飾られた。
勝負事の綾、コンディション作り、そして実力の有る無し。
1番必要なのは少々の事では揺るがない絶対的な心と体の底力。
決してこましゃくれた技術ではないと思います。
余談ですがネット社会が進んでいるせいか、どうも小手先の技術にばかり目が行ってるように思えてならない昨今です。
裏付けのもとに積み上げたしっかりした土台があってこその技術論だと思うのですが…。
今回の負けをあとひと息の惜敗と思う向きもあるかもしれないが私はそうは思わない。
弱いから負けるべくして負けたのだと思う。
監督としても相手チームの監督さんに負けたのです。
足らないものは分かっている。
技量的な修正はすぐにとりかかれるが、時間を要する厄介なものも存在します。
何せそれが人としての大切な部分なものだから、これまでの10数年間、家庭での躾教育に起因する所が大きいと私は感じています。
我々は野球の技術だけを教えて行くのであればもっと楽な指導でしょう。
それだけで済むのならば高い球歴を持った指導者だけでやれば良い。
しかしそこにはそれだけじゃない人としての大切なモラルが必要不可欠となってくるため、それほど野球経験が無くても充分信頼出来る指導者が存在可能な訳です。
勿論社会人野球やプロ野球経験者の方々にも沢山素晴らしい指導者はいらっしゃいますので誤解の無いように…。
対象が思春期の中学生、未完成故にどうしても道徳と切り離して遂行する事は出来ません。
結果的に教育的見地に立たざるを得ない。
そこが塾や教室と違うところです。
先日ある甲子園常連の監督さんと話す機会がありました。
主力級の選手に注意をしたら、後ろを向いて「うざいんじゃ、ボケッ!」って言われたらしい。
もちろん言語道断だが、監督がそこからどう判断し、どの道を選ぶにしても茨の道に違いなく、大変な世の中になって来ました。
この週末から関西大会本戦です。
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