299】リラックスの中にも

恒例の合宿、日本選手権予選壮行会、新人歓迎会を行いました。
合宿夜のミーティングは、みんな良い顔してたな。
御父母の皆さんにもお手伝い頂き有り難い限りです。
実力的にはまだまだだけれど運は持ってる学年です。
あまり細かな指導よりも野球とは何か?
チームとして戦うには? 
高校野球で通用する為には?
そして人として… を念頭に取り組んできた学年です。
こちらとしても良くしたい、強くしたいもんだから、ついついヒートアップし随分厳しい事も言ってきたように思います。
昨秋は下級生の頑張りもあり今春の全国大会へ出場を果たしたが、夏は同じ形態では勝てない。
個々の感性、爆発力、総合力、運という実力。
チャレンジします。

今年はルーキーが24名、豊中シニアの一員になってくれました。
色んな顔ぶれで、なかなか面白いです。
くじけない粘り強さと自立心、やらされる野球ではなくやる野球、高校、大学で通用する物の見方考え方、等々我々も責任を持って最後まで向き合い、それぞれの夢に向かってのサポートをしなければいけません。
失敗してもナニクソと這い上がってくる、そんな選手を育てたいです。
三年間、どうぞよろしくお願いします。

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298】早いものでもう5月

初めての10連休、終わってみればアッと言う間でしたが、その最中は色々と長く感じました。
10日間、野球漬けと行きたいところですが敢えて2日間休日を作りました。
理由は御父母、チームスタッフ、両方の大人側にも休息時間を設けたかった事、故障者の出現や他の選手達にも動きに疲れが散見された事、そしてこの春、新たにチームに入団してくれた新1年生がタイミング的に疲労蓄積しつつある為、身体ケアの時期である事、等々。
高校野球でもこのゴールデンウィーク中に故障者が出るケースが少なくないと聞きます。

奈良ブロック交流戦を皮切りにいくつかのオープンをしました。
海老名シニアの飯塚監督と佐藤コーチに久し振りに会えたのが嬉しかったですね。
奈良中央シニアの河合監督なんてベンチから私の言動をチラ見して笑ってるんだもん、選手への叱咤激励に余計に力が入ってしまいましたぁ…。(笑)
しかしまぁ連休を通じて結果は惨憺たるもの。
内容も良いものよりも悪いものの方が遥かに多かった…。 
技術部門ならばここから焦っても仕方ないが、それ以外の事も問われつつ勝負し結果を出すのが本大会であり、個々のポテンシャルを集結させ総合力で粘り強く勝負するのが年に一度のこの大会です。
上位15チームくらいに十分チャンスがあるのではないだろうか。
選手達の経験値、気迫、モチベーション、そして突発的なヒーローが出てくれれば言うこと無し!
故障者も居るが一人は間に合いそうです。
だいたいこういう時って新たな選手が台頭してくるもので、ある意味楽しみでもあります。
私は悲観的には思ってないです。
あと少しだけ試合慣れすれば何とかなりそうな選手も居るので頑張ってもらいましょう。
ありきたりだけれど、やっぱり「気持ち」であり「心」なんだと思います。
別に優等生じゃなくていい。
皆に伝染するくらいの「熱き心」。
気持ちや心はどうしたって顔にも態度にも出る。
そして「目」なんです!
そこに感情のほとんどが織り込まれている。
是非、「目力」を感じさせて欲しい。
あと10日後には1回戦初戦。
対戦相手も決まっている。
我がチームの実力からして大人しく静かに野球をやってる場合じゃない。
でもね、充分経験を積んできているのは確か。
泥まみれになって向かって行けばいいと思う。
チーム力が拮抗している学年故にひょっとしたら波乱の展開もあり得る大会かもしれないと思っています。
超ビッグなチームは無く、どのチームにもチャンスが有ると思うが裏を返せば一寸先は闇でいくつも落とし穴が有るという事でもある。
ミスはある程度想定してます。
それを何倍も上回る気力で勝負してくれるならば私はそれでいい。   

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297】誰も置いて行けないが…。

確かに各々の能力の差は有る。
勿論野球の世界に限った事ではないが。
それは幼稚園時や小学生時から顔を覗かせ、中学生時には、かなりの差がついて来るし、高校生にもなれば歴然とした差に唖然とする事も少なくないはずだ。
その時、出来るならば羨ましがる方ではなく羨ましがられる方になっていたいものです。
また、なぜそういう差が生じて来るのかを親も指導者も考えなければならないと思います。
出来る者の共通点、足踏みしている者の共通点は確かにあります。
成長度合いの低い子の共通点は、同じ失敗を何度でも繰り返す、言い訳が多い、何が何でもとかやりきるんだという強い意志が希薄という点だと思います。
大きな失敗を犯したとしても心が大きく動くほどには懲りていない、他愛もないという事なのでしょうか。
問題意識がないです。
その失敗こそが成長への良ききっかけになるのですが…。
せっかく失敗を経験出来たのに何とももったいない話です。

挟殺プレーで塁間の真ん中地点に居るランナーに対しては、まず追い立てる動作が基本、それは中学2年生以上にでもなれば当然出来て当たり前だと私の中では位置付けている。
だから何度も何度も身に付くまで練習する。
習得出来てるとばかり思っていたが残念ながら2年経過したこの時節でもまだまだだった…。
他にもいくつか有るが、あと4ヵ月余りで卒団するこの時期にまだこのレベルにしか持って来れてない私は深く反省してます。
空気を読んで機敏に行動する選手を育成したいのだが難しい?
試合中、外野の選手が負傷した、試合は中断している、その時ベンチの控え選手で外野手へ交代可能な選手は2人。
欲を言えば、指導者が何も言わずとも直ぐに準備を開始して欲しいが、念の為、急いで直ぐにキャッチボールをするよう指示を出した、しかし一向に始めない。
もう1人はブルペン捕手のレガースを着けたまま我関せずだ。
2人とも起用はやめて外野経験は乏しいが目が生き生きしていた2年生を出しました。
私にとっては出来て当たり前の 「この程度の事」 なのだが、これらを求めるのは無理な事なのか?
時期が時期だけに出てない選手も試合に使ってあげよう…とはいかないんです。
去年までなら2月からレギュラー固定で決行しているが、今年もいくらなんでももうここからはシビアにいきます。
ルキのように感性が豊かで空気を鋭く読める選手は3年生にはいないのだろうか?
先にも書いたが、伸びが鈍化している子の共通点は、練習、確認、反省、こだわり、なにくそ、そして努力。
このあたりが明らかに欠如しているし、とにかく「ぬるい、ゆるい」。
それは各人の野球日誌をみても一目瞭然。
成長と日誌の内容は完全に比例します。
こちらサイドも色々工夫して気付かせ、積極的な姿勢を促そうとしているのだが、最終的には、やるのは本人な訳で、どうしたら気付き姿勢を変えてくれるか、私も諦めずに探し続けてみます。
置いてく訳にはいきませんから。
それにしても同じ様な出来事が繰り返され過ぎて、ちょっと寂しい。
奮起を期待したいです。

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