293】リトルシニア野球、春の全国選抜大会

2年ぶりに出場しましたリトルシニアの春季全国大会でしたが、1回戦、関東代表の浦和シニアさんに延長タイブレークの末、4対3 にて敗退しました。
リトルシニアの野球で1球の重み、大切さをこれほど感じた事はありませんでした。
コーチも同じ事を感じてくれていたと思います。
試合後みんなには私の思いを伝えましたが、わかってくれたらば、この次会う時は、顔つきも、態度も、行動も、変わってるはずです。
もしその変化が見られない場合は……、私の伝え方が悪いのか人望の無さなのか、又は残念ながら現時点ではその程度の感性のレベルなのか。
その子達も何とか育成していかなければいけません。
家庭環境や躾から派生する部分も大きいので中々難しいですが。
ただしね、誰が誰の為に野球をやっているかと言えば、選手本人が自分自身の為に野球をやっている事に間違いは無いはず。
この機に大切な本質を再認識し、悔しさや責任感や向上心を強く持つようにならないと2ヶ月後の日本選手権予選に間に合わないし、もしかしたら高校野球にも間に合わない。
否、勝負事には向いてないかもしれないです。
おそらく家庭でもグランドと同じ振る舞いをしていると予想出来ます…。

決勝戦は千葉の佐倉シニアさんと静岡裾野シニアさんで、佐倉さんの優勝でした。
静岡裾野さんとは2月の静岡遠征にて対戦しましたし、佐倉さんは2年前の同じく全国大会の3回戦で対戦し完敗、そのまま優勝され今回また優勝、強いです。
私が感じた関東や東海の強豪との差、技量的には一つか二つ、しかしそれよりも何よりも野球観と感性の違い、この差はまだまだ小さくないと感じた。
その事を理解し、経験を積み上げ、常に全国大会を戦いきる想定の下、指導育成をしておられるのは関西ではズバリ、神戸中央シニアの山田監督さんだと思う。
しかしただ指をくわえて見ておく訳にはいかないです。
時間はかかると思いますが頑張ります。
何とかしたいと思います。  

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292】流石山田監督

3月14日付の神戸中央シニアさんの山田監督ブログを是非ご覧いただきたいです。
正にその通りだと感じました。
恐らく少なからずどの指導者も同様の気持ちを抱いていると思います。
中学生になってる我が子の事にとにかく過敏に反応する親。
転ぶ事も失敗する事も誰かに叱られる事も、大いに有りで、むしろ必要なのに、そうならないように手を繋ぎ離さない、遠くから黙って見守れない、等々親の方が子離れ出来ていないといったよく見かける光景。
気持ちは分からなくはないが、私の20年間の指導歴から言えばそういう家庭の子は強さや逞しさに欠け、覇気もない。
その手の子は私は高校野球では特に寮生活が一番の特効薬だと思う。
しかしそういう御家庭に限って家から通わせたいと希望されるケースがこれまた多い。
私も3人の子供を持つ親、内2人は息子で大学野球と高校野球の現役です。
そりゃ親として思う事はありますよ、「 なんで使ってくれないの? 」「 なんで代えられるの? 」ってね。(笑)
でもそれは口が裂けても言いに行ってはならないし、それに準ずる言動なんて「もってのほか」なんです。
しかもそうする事は逆効果で間違いなく悪い方へ事態は進んで行き、決して子供の為にはならない。
ここに保護者の質が問われるのです。
思うのは勝手で止められないが表現してしまう事で問題化してしまうんです。
それに私はチームを預かる監督で指揮をとり采配をふるう立場にある。
親であり監督である私は両方の経験を鑑みても、我が子可愛さのあまり若干行き過ぎた言動の傾向にある親の方に我慢と慎重な姿勢が求められる場合が多いように思います。
我がチームに於いては建設的な貴重な御意見は頂戴するとして、それ以外の事は無い事だと期待したいです。      

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291】苦労を共にした仲

広島の呉昭和シニアさんをお招きしてオープン戦をしました。
早朝4時に出発して下さったそうで、若干の雨模様でしたが何とか2試合出来て良かったです。
以前にも書きましたが、呉昭和シニアさんの梅原監督は大学時の私のひとつ後輩、当時を語ればいくら時間があっても足りないくらい色んな事があったし、その前半は辛さと苦しさだけだった。
1年生時は四六時中気を使う寮生活と練習で疲れ果ててたなぁ…。
2年生になり少しだけ気が休まる時間が出来たが結局3年間は三塁コーチャー専属で公式戦出場機会はゼロ。
選手としては技量不足で失格の烙印を押され、マネージャーになる事を勧められたりの紆余曲折の3年間だったが悔しさを原動力に一念発起、4年生時にレギュラーの座を獲得した、今となれば良き思い出です。
まともに野球をさせてもらったのは4年生になってから。
天底を味わい、人の2倍以上の経験をする事が出来た。
サードコーチャーの経験も今の私には貴重な財産です。
梅原君とは、まぁ大きな声で練習した。
彼の実直で優しく明るいキャラクターは少なからず私を癒してくれました。
彼は肩の強い選手でね、ショートを守っていたけれどその肩をかわれて途中からピッチャーも兼任するようになった。
人の心を大切に思う男で、私と同じ気質を持っていると思う。
この度のオープン戦でもお互いの考えてる事が分かり、通じ合うものがあり、思わずウルッと来てしまいました。
突然、選手と御父母の前で何かしゃべってくれと言ってきたのには焦りました。(苦笑)
こんな時は経験実話と今思っている事をありのまま話す、とっさにそう思いつき実行したが果たしてどう受け取られたかは分かりません。(これまた苦笑)
天災被害でまだまだ大変な呉市の皆さん、チームもまだホームグランドを使えない状況。
そんな中、人の生死に関わる最先端で仕事に従事する梅原監督。
私が広島県民ならば迷わず彼に子供を預けます。   
追伸、豊中シニア御父母の皆さま、炊き出しとグランドの設営、誠に有難うございました。選手達もご苦労様。
選手同志の交流も築けてとても良かったと思います。 

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