Miyamoto日記

 
 【69】 2014年2月19(火)   是非、豊中シニア専用グランドへ

12月、1月、2月、小学6年生の体験希望の子供達が、豊中シニア専用グランドや、その専用グランドがある能勢町の天候の悪いこの時期に豊中市内で借りているいくつかのグランド、そして毎週(月)(水)(金)に平日練習をしている豊中シニア専用バッティング場にたくさん体験に訪れてくれてます。
とても嬉しく、また、ありがたいことです。 
我が豊中シニアは、派手な事は出来ませんが、中山名誉会長以下全スタッフと父兄が選手達を思い、コツコツと本当に地道に努力し活動しているチームであります。
青少年の育成、野球人の養成、人間教育にうってつけの組織ではないかと自負しております。
是非一度は、豊中市内から僅か40分の場所にある能勢町の専用グランドに見学及び体験にお越しください。
充実した専用グランド設備をご覧ください。
普段着の豊中シニアをご覧ください。
そして野球を愛する熱き子供達に入団してきてもらいたいです。
お待ちしております。      
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 【68】 2014年1月21(火)   アスリート魂

年末納会には若手OB達が沢山集まってくれました。
後輩達にも刺激になったはず。
指導者としても、とても心地よい一時でした。
いずれ、若手OBに限らず40年の歴史に足跡を残して下さった様々なOBの皆さんに足を運んで頂けるよう企画したいと思います。
もちろん通常時にも気軽にお立ち寄りください。
お待ちしております。

さて、去年は「この一球」を思い知らされた年ではなかっただろうか。
一球の大切さを知り一球に集中する。
野手でも、打者でも、走者でも、バッテリーでも、ベンチに居るサブの選手でもです。
以外とこの一球の怖さや重さを感じない選手が多いのに驚きます。
その集中とは、プレッシャーでガチガチに固くなることとは次元が違う。
虎が獲物を狙う「虎視眈々」という事に近いです。
近年の子は、この集中力と我慢、そして継続力が足らない。
大人は言う。ちゃんと集中してやれ、努力を継続しなさいと言って聞かせてるんですが…と。
でもここで大事なのは気付かせる事。
心底理解納得させる事。
そのために言って聞かせてることも、敢えて黙っておくことも、褒めることも、叱責すること等も交え、教える側が工夫してやらなければならないのです。

先日うちの高2の娘が友達を家に連れて来た。
その友達は私に挨拶をしたらしいのだが私には伝わらなかった。
夜、娘に、相手に伝わらないのは挨拶じゃない、と諭しました。
選手達が出来るようにならなければ、指導したことにはならない。
決して指導者サイドの自己満足では駄目です。
少なくとも気付かせるところまで何とか持っていけたら、あとは軌道に乗って早いんだが…。

さぁ、新しい年が始まりました。一年生にも較差が出始めてます。
二年生にはもっと差が出てきてます。
人並み以上の鍛練努力を1年2年3年と積み上げていく者だけが辿り着く境地がある。
指導者の目ばかり気にして、要領よくやってる子には行くことの出来ない聖地なんだと思う。
努力を努力とも思わず当たり前に継続する子、練習で常に自分を追い込んでいく心熱きアスリート、そんな軍団を築くのが私の理想。
キャプテンに自覚と責任感が根付いて来はじめている。
チームのレベルが上がるかもしれません。
あとは、甘い、鈍感な、大人しい、数人の選手がそれに気付いてくれたら……勝てる。    
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 【67】 2014年1月21(火)   謹賀新年

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
旧年中、関係者御各位には大変お世話になりまして、誠にありがとうございました。
本年もより一層の精進をして参ります。
何卒よろしくお願いいたします。
皆さま方におかれましても幸多き一年でありますように。     
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 【66】 2013年12月07(土)   夢へ

豊中シニア 31期生の張本君、うちの三代コーチの大学の後輩に当たる、現在佛教大学 4年生ですが、今秋育成ドラフト 4位でソフトバンクに指名されました。
肩と長打力を買われてのことでしょう。
また3年前に読売ジャイアンツに入団した 29期生の丸毛君は、今秋オリックスへの移籍が決まった模様。
後輩達にも励みになります。
健康に気を付けて、たゆまぬ努力、そして文句なしの結果を出して欲しいと思います。
また豊中シニアの練習場にも立ち寄ってください。    
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 【65】 2013年10月30(水)   苦労の先に

同じ野球でも中学生ともなれば、ましてや硬式ともなれば学童とは趣が変わってくる。
みんなで仲良く、みんなで楽しく、叱っちゃダメ、厳しい言葉はダメ…。
中学生はこれではいかんでしょう。
一概には言えないが、小学生で楽しさを知り、中学生でそれに加えて厳しさを知る。
また楽しさの種類も変化していくはず。
ワイワイガヤガヤの楽しさではない、徐々にアスリートとしての楽しさ喜びに変わっていきます。
人として大切な事も学ぶはず。
その大切な時期に指導者がどう関わっていくか、親がどう関わっていくか。
ある意味、真剣勝負ですよね。

各々が夢や希望を抱いて入団してきてくれる。
まだまだ一人では無理で、色んな回りの影響を受ける時です。
そこに自らが光を発せられる術を何とか指導出来ればと思います。
子供達には、「練習は辛いけれど、礼儀作法は厳しいけれど、その先にそれ以上の喜びがある」  こんなふうに思って取り組んでくれたら嬉しいなぁ。     
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 【64】 2013年10月29(火)   親子

これは、あるうちのOBがこの春高校生になり、父親宛に送ってきたメールです。

やっぱさぁ、高校野球入って思うねんけどさ、こんだけ結果がでて嬉しいスポーツはないな!
中学のときは素振りがめんどくさかったけど今は素振りは苦でもない!
むしろまた打ちたいからはよバット振らないと気がすまへんねん!笑
中学の時からやっとけばよかったと思うけど、やっぱり一発勝負で、練習でさえチャンスの少ない高校野球やりだしてからわかるんやと思うで!
今は野球生き甲斐やわ(笑)
毎日19時40分から21時30まで振ってる!
ちっちゃい頃から野球やらせてくれたことにめっちゃ感謝してるで!

私からかなり厳しく叱られた子です。 
最後は意地でヒットを打つといった選手になった。

選手のみんなの何かの参考になればと思います。       18251


 【63】 2013年10月29(火)   必死の光明

一所懸命に努力してるから思い悩み、苦しみ、壁にぶち当たる。
その重い荷物を背負うから足腰が強くなる。
背負いながら逃げずに必死でやるから光が見えてくる。

チャンスもらって、ものに出来ない時もあるだろう。
チャンスで打てない事もあるだろう。
真面目にやってるのにエラーする事もあるだろう。
期待に答えたいが、なかなか思い通りにいかないのも野球。
それはそれでいいではないか。
ただし極度の緊張を打ち破ろうとするガムシャラさ、何とかしようとする心意気、つまりガッツやファイティングスピリットの無い選手は戦う以前の問題で、話にならんということです。
取り組み方ひとつで克服出来る事だ。
その為に練習があり実戦があるのです。
指導者が使いたくなる選手にならなきゃ。
甘く覇気がないのが一番いけないが…。     
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 【62】 2013年10月22(火)   再構築

あと1勝すれば全国大会というところまで何とか来たが、最悪の2連敗で切符を手にする事は出来ませんでした。
残念でなりません。
反省材料は沢山あるが、端的に言えば、普段通りの事が出来ない、練習時とは別人になってしまう、いわゆるテンパルって感じで、それぞれの選手が何をしているのか自分でわからなくなっている状態。
ベンチから見ていると、この選手、いったい何と戦っているんだろう?
そんな情けない2試合でした。
以前にも言ったが、練習で気を抜き、自分を追い込んでいないからなんだよ。
低いレベルにもかかわらず、今日はこの程度の練習で、この程度の力の入れ具合でいいや、ってか!?
今日も楽しく練習して適当に汗をかいて帰ります、ってか!?
私は各選手の責任感、自覚、意識の問題だと思う。 
家畜じゃないんだから痛い目にあわされてイヤイヤやらされる事ではないはず。
練習や自主トレでどれだけ自分に厳しく、そして自分を追い込んでいくかだろう。
出来るまでやるという事だろう。
結局自分の意志で行動は決まるはず。
自分を追い込まない甘さが、すぐに楽な方に逃げる甘さが、試合ではどんな形になって出てくると思う?
その甘さは公式戦では、目に見えないプレッシャーとなり、どんどん追い込まれていくのです。
当然体も動かなくなり、頭も働かなくなり、プレッシャーを楽しむなんて程遠い話になる。
つまり二流選手です。    いや三流選手です。
狙い球を絞らせて、その通りの球が来ても手が出ない、バッテリーへの指示もここ一番守れない。
いずれにせよ、この程度にしか持っていけなかった私の責任。    妥協しない、意識の高い、ガッツのある選手優先でメンバー再構築し、なおかつ結果も追求します。
闘志無き者は、ここでの野球に参加出来るはずがない。
強い意思を持って練習に来い。    
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 【61】 2013年10月17(木)   にわか雨

先日の関西大会2回戦は惨敗でした。
エラー12個じゃ勝てない。
野球の神様がもう一度足元から見直す機会と試練を与えたのだと思う。
これ程までに悪いところが全部出るのも珍しい。
しかしながらこれが実力。
底力が無いのです。
緊張して動けなかった、バッティングの事で頭が一杯で守備がおろそかになった、ミスを引きずって更なるエラー、コントロール出来ない投手と安定しない捕手…、早く気付いてくれ、気付いて取り組めば、その効果は何倍にも跳ね上がる。  選手も私も更なる意識改革が必要と感じました。        
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 【60】 2013年9月30(月)   新生チーム発進

ブロック予選を通過し、関西大会本選切符を手にする事が出来ました。
新チームの北大阪ブロックは激戦区で、どのチームも力を持っている。
守口戦も摂津戦も簡単な戦いではなかった。    そして準決勝高槻戦は自爆炎上で敗退。
サインミスはあるわ、スライディングはしないわ、次の塁を狙う走塁はしないわ、まともに投げれないわ、ベンチにチンタラ返ってくるわ、まぁとにかく色々ありました。

きつく叱る事がベストな方法だとは思わないが、本気で叱るという事は、喧嘩を売ったり怒ったりする攻撃的な感情とは種類が違う。
愛情が無ければ出来ない事です。
安易に鉄拳制裁反対と唱えている無責任な評論家には解らんでしょう。
もちろん我がチームも鉄拳制裁は原則禁止にしてますが。
昨今は友達の様な親子関係が増えてしまってるように思うが、家庭で本気で叱らないそのツケが子供の甘さとなって出てきているように思えてならない。 それは子供のプレースタイルにも現れてしまう。
これは良くありません。

締めるところを締めておかないとボケた味になるし、根の張った成長もせず、評価もしてもらえない。

私にも色々な任務があるが、今重要な事は、甘い認識を持つ選手達に気付かせる事、わからせる事、これ無くして選手がガムシャラに歯を喰いしばって何クソと思ってやる事はない。
自分で気付き本気にならなきゃ覇気のないマイペースで人並みの練習を続けるだけでしょう。
いかにして本気にさせるために気付かせるか、それが最大級のテーマ。
もちろん躾や生活に関係してくる訳ですから親御さんの協力無しに出来る事ではありません。
いや躾に関しては、親御さん達に我々が協力するという方が正しいかもしれません。
とは言うものの5分前に聞いた事を忘れる、30秒前に聞いた事も…、はたまた2秒前の事でさえも忘れるかぁ…。
全員ではないが、これが選手達の今なのです。
時間がかかる…。    
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 【59】 2013年9月18(水)   三位一体

幼少期に親の躾で概ね性格が形成され、小学、中学と経過する中でキーマンとなる人の影響を大きく受ける。
その柔らかい大切な時期に、一方で親がネガティブな事を言う。
陰口や文句を繰り返す。
これでは正しい方向へ行くはずがない。
いい男に育つとは神がかり的なこと?
天与の事かもしれません。
なぜならあらゆる時と場所で悪魔が両手を広げて待っている訳ですから。
良い親から産まれ、大切な三つ子の魂を養育され、小学生では良き友達と先生と出逢い、スポーツと指導者に出逢う。
中学生になっても然り。
そんな完璧な事など無くても良いし、無いからこそ一番長く一緒に居る親が、友達の大切さや、物事の善悪、目上の人への尊敬や感謝心…、いわゆる躾と教育そして立ち居振舞いを教えなければならないのです。
そこに学校、それから我々を含む地域が協力する。
つまり家庭、学校、地域の三位一体で指導養育に当たらなければならないということだと理解してます。

指導者が、あまり気持ちだとか心だとか言うと、弱く無能な指導者と思われがちだが、本当に最後はそこに行き着くんです。
おそらくプロの世界でもそうだと思う。
我が豊中シニアも、その辺りの理解度が高い年は、良いチームのような気がします。   
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 【58】 2013年8月8(木)   一服の清涼剤

高校野球を終えた36期生達が順次挨拶に来てくれます。
清々しく、しかも一段と逞しくなった姿は誇らしいし、良い男になってることが嬉しい。
訪れてくれるだけあって礼儀正しいし、高校生活の紆余曲折の中、徳を積み何かを会得したという自信が窺えます。
面白いのが、豊中シニア時代、ランニングの苦手だった子が、走っとかなアカンと…、強化トレーニングで手を抜きがちだった子が、体力が勝負だと…、返事の小さかった子が、声は大きくなければ認めてもらえないと…、ヤンチャだった子が、礼儀が一番大切だと…、中学生後輩を前に力説してくれる。
実に良い光景で、我々指導者の至福の一時です。
大切な事はいつもあとから気付くものだが、それを現役中学生に今のうちに少しでも何とか気付かせようと、技術もさることながら、人を育てようというのが私の理念。
しかし特に今年は難しい…。
でもOBのみんな、その経験談を皆の前で言えるということは、ちゃんと自分のものにしているということ。
高校の指導者と親に感謝の気持ちを持って欲しいと思います。
お前たち自身もよく頑張ったよ、お疲れさん。      16080


 【57】 2013年7月30(火)   熱い夏再び

高校野球、各地方予選も終わり、残念ながら豊中シニアOBの今夏甲子園出場はいませんでした。  しかしOB達が熱い熱い死闘を繰り広げてくれた模様。  上宮太子、日本航空、早靹はあと一歩のところ、頑張ったと思うし、何より関西創価のチヒロが投手としてベスト4に大貢献。 私からいつも厳しく叱責を食らった選手。 よう頑張ったな、お疲れさん。

現在、在学中の高校名を記載しておきます。

上宮太子、大阪、大阪学院、関西大倉、関西創価、近大附、興国、太成学院、PL学園、桜塚、渋谷、豊島、刀根山。
育英、京都外大西、京都成章、神戸弘陵、三田松聖、神港学園、北大津。
尾道、広陵、敦賀気比、帝京可児、日本航空、日本航空石川、早靹、柳井学園、山口桜ヶ丘、南陽工業。
豊中シニア ホームページ 進路・OB参照」             15801


 【56】 2013年7月16(火)   時代

去年、現役を引退された元ソフトバンクホークスの小久保 裕紀氏の手記が西日本新聞に掲載されました。親にも子にも大変勉強になる感動の記事ですので御紹介します。
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私が野球を始めたきっかけは、幼少時の両親の離婚が関係している。
父親がいない家庭で子供を育てると、どこか甘えが出てしまうのではないか。
そう心配した母が、厳しい指導で知られた和歌山市内の少年野球クラブへの入部を勧めたのだ。
礼儀正しくあいさつができる子どもに育ってほしい、丈夫な身体に育ってほしい。
野球が上達するしないは二の次だったようだ。
入部は小学1年の5月、それから1カ月もたたないうちに私は「やめる」と駄々をこね始めた。
上級生が監督から叱られているのを見ておじけづいたのだ。
自宅の柱にしがみつき「練習に行かない」と泣き叫んだ。
しかし、母はそんな私を柱から引きはがし、無理やり自転車の後部座席に乗せてグラウンドに強制連行。
「男が一度やると決めたことは、最後までやり通しなさい」と鬼の形相で一喝された。
あの日のことは今でも鮮明に覚えている。
母の毅然とした行動がなければ当然ながら今の私はないわけで、泣きじゃくる息子をよくグラウンドまで連れて行ったものだと感心させられる。
その後の人生において自分で決めたことは最後までやり抜くというのをおおむね実践できたのは、あのときの貴重な経験があったからだと改めて思う。
中学時代にはたまたま練習を見に来ていた母の目の前で、監督から往復びんたを張られたことがあった。
チーム全体がたるんでいるということで主将の私が気合を入れられた。
その際、平然と何事もなかったかのように振る舞う母に対し、なぜか無性に腹が立った。
帰宅するなり、「自分の息子が殴られて何も思わないのか?」と詰め寄った。
台所で洗い物をしていた母はその手を止め、目に涙を浮かべながら「悔しいに決まってる。ただ、お母さんには野球は分からない。
監督にあなたを預けた限り口出しはしない」と言い切った。
監督との信頼関係が築けていたのは言うまでもないが、母の信念、強さを垣間見た気がした。

そんな母から私は、何かを強制的にやらされたり、勝手に決められたりしたことがない。 どんなことでも最終的には自分が納得して判断できるよう上手に仕向けてもらった。
自分で決めたことなら責任逃れできない。 そう教えたかったのだろう。
昨今、取るに足りないことで学校や指導者にクレームをつける親が増えているという。
子が成長する過程において、親が介入し過ぎるのは概してプラスにならない。
問題が起きたり、うまくいかなかったりするときこそ、その子の「学び」のチャンスだ。
すぐに答えを与えてしまっては、成長の機会を奪うことにもなる。
この子は必ず乗り越えられると信じ、見守ることが何より大切ではないだろうか。
引退後、母から思いがけず丁寧な手紙が届いた。
19年間のプロ生活をねぎらう文面の最後に、こうつづってあった。
「裕紀には教えられることがいっぱいでした。 本当にありがとう。」
息子に対し、教えられることがあったと堂々と言える母。
その偉大さを思い知った。そして、心の底から誇らしかった。

【小久保 裕紀選手(西日本新聞/提論)より】
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私と同様の生い立ちで、母親の気質もよく似ている。  この時代に生き、母親に苦労ばかりかけてきた私にとっては、真に心に染み渡る涙の出てくる話です。   時代が違い、現代の親御さん逹にはなかなか理解、実行出来る事ではないかもしれないが、しかし決して忘れてはならない、日本特有の大切な文化風習のように思えてなりません。
私もいささか年をとってしまったようです。     15443


 【55】 2013年6月27(木)   終盤

東アジア大会ブロック予選は強豪東大阪シニアさんとのタイブレークの末、逆転満塁サヨナラ本塁打にて敗退いたしました。   この日2本目のホームランを打った彼を讃えたいと思います。   もちろん負けて悔しいが、敗れはしたものの実に良い試合だった。   学生のトーナメントならではの感動的な戦いでした。   うちも良く戦ったと思う。   良いアップトレーニングが出来るようになったし、最後まで諦めることなく戦う集団になってきた。   でもやはり勝たなければいかん。   負ければ淡い思い出、勝てば色濃い実績だ。   本当にあと少しのところなんだが…。   この選手のこの部分、あの選手のあの部分…。 当然ここ一番の重要な場面で、普段からの取り組み方の差がそのまま実力の差としてプレーに出ることになる。   それを一人一人の選手に理解させきれていない私の責任なんだと思う。
必死にやると本物の声が出る。   その声は本気で取り組む選手の心に届く。    責任感や向上心の無い選手には理解出来ない事だろう。   また、厳しい言い方だが我が子の事しか頭にない一部の親御さんにも伝わらない事かもしれません。   それでも私は本気で叱る、憎まれ反感をかうことを承知で本気で怒鳴る。   選手達の心、体、技の源になるとの信念をもって臨んでいる。   数ある中から豊中シニアに身を置いくれたのです。   熱い子に育てたい。   14996


 【54】 2013年6月20(木)   早く気付き、すぐにやれ!

まずは選手達お疲れさん。   また応援して下さった皆様、有難うございました。   残念な結果を出してしまい申し訳ありません。
大切な事は最後に気が付くことが多いが、それでも気付くことが出来れば良い方で、気付かないままの場合も多い。   この一戦の敗北で何を感じ、何に気付き、何を思ったか。   単なる一敗ではない。   各々の選手が、いくつかの重要な事を、この1年間常時注意され続けた事を、身を持って気付くには充分な一敗だったに違いない。   2回戦敗退という大きな代償を払ったが、誰かの何かの肥やしになったんだと思わなきゃ心が収まらないです。
選手諸君、何をしなければならないのか、何をやってはいけないのか、、どれだけ努力が足りなかったのか、取組姿勢の甘さ、横着な性格、大切な事をすぐに忘れる若しくは頭に叩き込まない鈍感さ、そして何より結果を出せないここ一番での性根の弱さ。   今、思い知り、気付かなきゃスポーツ選手じゃない。   悔しく思い、必死になって努力しなきゃ男じゃない。   厳しいようだが一所懸命に取り組まない、人の話もいい加減に聞くような姿勢の悪い選手に対しては、高校進学の相談に乗りたくない。   御父母からのボジティブな叱咤激励、躾、教育も再度必要かと存じます。   14695


 【53】 2013年6月4(火)   二回戦へ

いよいよ日本選手権予選が開幕し、一回戦は何とかコールド勝ち発進が出来ました。   試合慣れしているようでも大きな大会の一回戦ともなれば緊張するものと思いきや、実に伸び伸びとプレーをしてくれた。   思った以上に各人が成長していることを感じつつ、しかしながら考え方はまだまだ未熟で、取り組みも甘い。   何かを仕上げる、完璧に自分のものにするといったこだわりがない。   グランド内、いつ見ても何かしら真剣に取り組んでいる、といった光景を期待しているのだが、いつ見ても気を抜き、手を抜いている。   明るさとチャケの区別もイマイチだ。   まだまだやらされている練習なんだなぁ。
ところでこの試合、嬉しい事がいくつもありました。   マナーの良い沢山の応援、下級生の熱闘応援、それからOB選手とOB父母の皆さんが沢山駆け付けてくださった事。   これまでやって来た事が間違いではなかったと思えた瞬間でした。   それから私が豊中シニアに来る前の今から8年前の教え子、森屋翔太郎も応援に来てくれた。   今年から正式に大産大附のコーチに就任したとの報告を受けました。   弟ともそっくりな実直な男です。   お前なら大丈夫、良い指導者になるよ。
さぁ、二回戦は今週末日曜日の対伊予三島戦、しっかりと準備をして挑みます。   14212


 【52】 2013年6月3(月)   新入生、二年生

1年生の入団から二ヶ月が経ちました。  例年より少し少ない18名ですが、ちゃんと野球をやる姿勢になってる子が多く、鍛えれば、面白いチームになるかもしれません。 近隣に沢山のチームが存在するする中で当豊中シニアを選択してくれた選手達です。 確りと心、体、技、を鍛え上げて高校へ送り出したい。  バントのサインにフテくされるような犠牲心のない横着な選手には決して育てない。

二年生、おとなしすぎて話にならない。  こんなに静かで言葉が飛び交わないようじゃ当然、ここ一番で必要な声が出せる訳もなく、はよせんな間に合わん。
三年生のこの時期でもグランド内でしゃべれない選手がレギュラーに定着出来てない事は、分かりきっていると思うのだが…。

黙って野球?、静かに野球?  少なくとも私の目指す野球ではない。    14133


 【51】 2013年5月30(木)   行儀

4月は、責任ある大人としての言動や分別を再認識した月でした。
5月は、選手、指導者の行儀、躾、ふるまい、品格等の重要性を再確認した月でした。
我チームは相手に対する野次は禁止、又監督としてジャッジの確認に行くことはあってもクレームは禁止を厳守しています。  ましてや子供達がクレームの態度に出るなんてもっての他で、そんな見苦しい事は絶対に放置しない。  そこは大人が注意しなければならないところです。  だからこそ審判も責任と覚悟を持って公平にジャッジして下さってると思うし、そうして頂きたいし、更なる技術向上に努めて頂きたいと願っています。
私が進めている道は、完璧に正しいかどうかは分からないけれど、決して間違った方向ではないんじゃないかと思っています。  それでも試行錯誤は続きますが…。

自分がやりたくない事を指示された時、顔や態度に表しフテくされる選手をそのまま見過ごす訳にはいかないし、ましてや高校に推薦する訳にもいかない。  又1年 2年の間はボール、バットを使用してのグランド内練習が少なく、走ってばかりだとの声も聞くが、私は今でも決してランニング量が多いとは思わないし、その鍛練の質、量が3年になってから、そして高校生になってから生きてくると信じてる。
選手達は反抗期真っ只中の中学生、辛くしんどい練習から逃避するのは当たり前、それが大好きな野球であってもです。  よく聞く事のひとつに、厳しい練習や躾のせいで野球を嫌いになるのでは、との声を聞く。  技、の向上の為に心、体が不可欠な事を理解しきれていないと思う。  それに我チームはそれほど厳しくないです。  鉄拳制裁もない。  選手として、人として、それは言ってはならない、やってはならない。  それは言わなければならない、やらなければならない。  この部分にはこだわりながら指導してます。  なかなか理解させるのに時間がかかりますが、親の方も理解してない場合が時折あり少し難航します。  良い事も含め、親子実に良く似てる…。    13897


 【50】 2013年4月24(水)   当該チーム義務審判を問う
公式戦でなぜ当該両チームが主審を含む2名ずつの審判を出すのだろう。 練習試合はそれでいいが、たとえローカル大会であっても公式戦に変わりはない。 ベンチも勝利の為に必死である。 そこに理解しがたいジャッジがしばしば見受けられる。 そのほとんどが自軍有利の判定だ。 遠方からのチームの場合は要相談の余地ありとし、やはり前審、後審の取り決めが必要だと思う。 正しいジャッジも必要だが技量格差もある。 よって求められるのは平等と公平です。 決して勝ち負けだけを目的にしている訳ではないし、御父兄に御協力をいただいていることも承知の上だが、主審のさじ加減で試合の行方をどのようにでも持っていけることを認識しなければならない。     13378

 【49】 2013年3月1(金)   エースの自覚
ここ一番で男気を出さなきゃダメや。
味方のエラーがきっかけで連打を喰らい失点するようじゃエースやない。
仲間がミスした時こそ踏ん張って失点を阻止しなきゃ。
それと、誰かの一言に過剰反応して自分を見失うようじゃエースやないぞ。
自分のどの球種でも最低限のストライクが取れ、その中からベストボールを探しゲームを作っていく訳で、満足にストライクが取れないんじゃ組み立ても配球もあったもんじゃない。   心と球のコントロール、安定感が欲しい。   自覚を持ってもらいたい 。
さて、選手諸君、並びに御父母の方々、5月の本番に向けて、やる事が山積していますが、これからの2ヶ月間を調整期間と思ってもらっては困る。   出来るまでやる、出来るまでやってもらう、そういう事です。    
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 【48】 2013年2月19(火)   常在戦場
静岡遠征を終了しました。 収穫も有ったし、新たな課題も見つかった。  この24日にはブロック予選が始まり初戦は強豪東大阪シニアさんとの対戦が決まっています。 ひと冬を越え個々の選手が一回り大きくなっているはず。 我がチームはといえば、大事なことをすぐに忘れる、学習能力の不足、集中力欠如等々まだまだの状態。 チャンスを活かせず同じ選手が同じ平凡なミスを繰り返している。 ミスを恐れる必要はないが、ミスにも二種類あって、準備が出来ていて、集中していて、魂がこもっているなら何にも言わん。 それなら、ぜんぜんオーケーだ! 一方、覇気もなくただ黙ってプレーしてしまう結果、緊張する、目に見えないものに追い込まれて負けてしまう、例えばチャンスの打席でバットを振らずに三振で帰ってくる、聞けば 「準備が足りませんでした」 とは。 10分も前からチャンスで行くぞと伝えていてもか?  原点に返り、打ったら一生懸命走ろうと決めてても忘れる、気を抜く…。 選手の成長はさまざまで、山あり谷あり。  順序よく平等に成長期が来れば良いのだが、そうはいかない。
言えることは、しっかりと目標を持ち、そこに強い意欲と意思があるかという事。 成長の差は、その意識の差が大半です。 「やってやる」 というスピリットがない選手には、その成長の順番は来ないぞ。 そのうち何とかなるとでも思っているのだろうか?  そこに自分の強い意識がないと、そのうち何とかなりません!
今のままで良いのか?
どうなりたいのか?
そのためにどうするのか?
常在戦場      
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 【47】 2013年1月16(水)   新春
旧年中は内外を問わず様々な方とお付き合いを賜りまして、誠に有難うございました。  沢山の方々に支えていただいている事に胸が熱くなる思いです。  感謝。
心新たに本年も、より一層の精進をして参りたいと思います。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
先々月 11月より少しチーム力が上がって来た。   がしかし指導者というのは欲深いもので、この程度の事では到底満足出来ません。   ひとつひとつの動作をとってみても、まだまだ甘いです。    機敏さと、ここ一番での集中力が無い。   全国レベルには程遠いと思う。   この1ヵ月間は心体強化に励んでもらいます。
ひとつ選手に問いたい。
君は確かに豊中シニアに入団した、何の為に入団してきたのか?
君は確かに豊中シニアの部員である、どう取り組んでいるのか?
君は確かに今年8月に卒団する、今のままでいいのか?    
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 【46】 2012年12月20(水)   準優勝の意味と価値
初参加をさせていただいた神戸中央シニアさん主催の武井杯は、先々週日曜日に決勝戦まで進む事が出来ましたが、その決勝戦では関西の雄、神戸中央シニアさんに大差で敗退をいたしました。 負けたとはいえ準優勝、決して満足はしていないが、3ヶ月前を思えば現段階では上出来、納得です。 ほとんどの部門で劣勢を悟る事が出来、この負けもまた有意義であり良薬にもなると思います。 準決勝までの戦いを勝ち抜いて自信を深めるも良し、がしかし勝って失う要素もあるので注意が必要です。 敗れて悔やむも良し、がしかし今後の課題が明確になった事はプラス、やるしかない、大いに収穫です。
あわせて神戸中央の関係者の皆様、主催者としての様々な御配慮、誠に有難うございました。 次回はもっともっと良い戦いが出来るよう精進致します。
それにしても鬼さん率いる神戸中央さん、毎年ハイレベルで安定している。 決して一朝一夕にできるものではない。 孤独、迷い、鼓舞、そして非難され、賞賛され… その中で実績を積み上げ常勝軍団を構築されている。 この世界、父兄はもとより指導者仲間からも批判を受ける忍の世界。 同じ立場の者として言わせていただくならば、鬼さんは強いです。  見習わなければならないところが、いくつもある。 是非またお手合わせください。
今後ともよろしくお願いいたします。   
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 【45】 2012年12月05(水)   必敗の戦士
ここ数試合、好投手と対戦出来ました。  戦う上でバッテリーの比重は極めて高い。
特に投手でしょう。
その好投手との対戦経験が己を高め、また、打つ事によって自信を深めるのは言うまでもない。
たとえ打てなかったとしても、その球の速さを、キレを、コントロールを新たな自分の基準にしなければならないのです。
そして狙うはその投手のウィニングボール。 
残念ながら昨日の平日練習を見ても、その悔しさや意気込みを持って練習に取り組んでいる選手が少ないし、日誌を見ても、その心意気を感じない。
人はいろんなキッカケで変われるチャンスがあるが、大きなひとつのキッカケは、大いなる悔しさからではないか?
「人は皆、必敗の戦士」 とある人が言った。
そして大切なのはその敗れた後だという事です。
戦いは敗れても意味はある。
ただし何も感じないようでは何の意味も無い。
我々指導者も完全ボランティア。 因って何の見返りも要りません。
ただし 「苦労するのは何いとわねど、苦労し甲斐のあるように」 です。    
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 【44】 2012年11月30(金)   自覚
週末土曜日の府知事杯2年生2回戦は対レッドスター戦で敗退でした。  良い投手相手だと、そう簡単には打てないが、それにしても尻上がりに調子が上がり、球のキレ、コントロールとも申し分ない好投手でした。  トーナメントを勝ち進めば、そういう投手、そういうチームと対戦出来るという事。  そして勝たねばならぬ。
残念ながら完敗でした。
弱いから負けたのだ。  その力不足はこれからキッチリと補うとして、問題は他にもある。
私自身が思うところもある。
選手達には厳しい話もしました。
解ってくれるものと期待したい。
12月からの選手達の顔つきや行動に注目します。   
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 【43】 2012年11月6(火)   信念
先々週末に大阪交野シニアさんと練習試合をさせていただきました。  毎年着実に実績を伸ばしている好チームなだけに対戦前から、私も吸収する気満々でおりましたが、期待通り、いや、予想を越えた選手達のモチベーションの高さに私も感じ入り、また学びました。こんな雰囲気には簡単に持っていけない。 会長の愛情、監督の手腕、信念、御努力があってこその事、是非見習いたいです。
我チームの選手逹も何かを感じてくれたはず、誠に有難うございました。
先週末の土曜日は3リーグ定期戦、兄弟3チームの戦いは実に味わい深く、関係者の皆様との会話も楽しみのひとつです。次回は来年2月、もっとチーム力を高めて挑みたいと思います。
先週末の日曜日は北摂シニアさんとのオープン戦でした。 調和のとれた確りしたチームです。 細部に指導が及んでるチーム、それに対してまだまだ大雑把な我チーム。豊中シニアの不足部分は想定内ではありますが、私の計画も少し前倒しで進めていく必要があるかもしれません。 同ブロックのライバルチームでもあり、お互いに切磋琢磨したい。 また挑戦したいと思います。
さて、毎年同じ事を思い、同じ事を言っていますが、2年生にも1年生にも色んな差が出てきている。 身長が高いだの低いだの自分の努力ではどうしようも無い事もありますが、ここで取り上げるのは後天的な事、つまり 「気」 「精神」 であり、意識や努力で必ず報われると私が信じて止まない事であります。 個々の選手のレベルにより私の沸騰点は違ってきますが、総じて、打てない事や守れない事、捕れない事等を直接的に叱ってもしょうがないと思っています。 問題はプロセスをどう考え実行しているかです。 最終的にはどう結果を出すかになるが、それを求めるには一定のレベルを越えている必要がある。 残念ながら今現在ではわずか数名のみ。 それはそれで良い。 話は戻りますが、今出来る事をやらない、やろうとしないという怠慢と横着、この問題が一番重大のように思います。 その意識がなぜ低いのか?  家庭環境、チーム環境、親レベル、指導者レベル…。  私なりの答はあるがここでは言いますまい。
言えることは、私の足跡を必ず残す所存だということ。 並みの行動には並みの結果、秀でた行動には秀でた結果。
古いと言われても構わない。 根性、精神力、気持ち、心、一生懸命、なにくそ、努力… 言えばキリがないが私は好きです。
現代教育に問題がある今だからこそ、温故知新。
こんな時代だからこそ、浪花節。      
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 【42】 2012年10月17(水)   負の共通点、正の共通点
13日 (土) は和歌山北ボーイズさんとオープン戦をしました。 事前より良いチームだとの話は聞いていたが全くその通り。 選手の集中力、責任感、気構え等々見習わなければならない所がいくつもありました。 「体」「技」 のあるチームは沢山あるが、なかなか身に付かない 「心」 の備わった見事なチーム。  指導者の皆様の大変な御苦労と、保護者の皆様の戸惑いや苦悩も有った事でしょう。  監督さんにお聞きしましたところ、妥協してはならない場合は徹底的に行くと言っておられた。  そんな教育のもと、三拍子揃った捕手が育ち、スーパー1年生が居る。本当に素晴らしいチームでした。  またお手合わせください、よろしくお願いいたします。
さて我が豊中シニアの選手逹よ、この土日で何かを感じてくれたか?  まさか、ヒットが打てなかった、エラーしてしまった、今度は打ちたいと思います、今度はエラーしないように頑張ります…なんていう薄っぺらな気持ちでいるような事はないと思う。 しかしながら毎度同じ選手が、同じ注意と指摘を受けています。 その彼等には共通点がある、それは 「僕はちゃんとやってるつもり」 という進歩と成長を妨げる誤った自覚と甘えです。 そして次に出てくるのは 「なんで僕だけこんなに怒られるのか?」 という被害妄想。 今の自分を気付けず、認識出来ず、井の中から抜け出せない。 これまでにもそんな子供逹を沢山見てきました。  と同時にもがき苦しんだ末、脱皮し大きなステップアップに成功した子も何人も見てきた。  殻を破って出て来た子は順風だった子よりも強く輝いたりもする。  実に興味深いです。  大切な事は、失敗を恐れず目標を持って自分の意思でやろうとする事。  その次は、やりきる事。  そうすれば更なる意欲が湧いてくること必然。  そこまで行けば技術的な事以外を言う必要など無くなってくる訳で、私も少し穏やかにさせてもらえるかもしれない。
ノーベル賞受賞の山中教授が恩師から授かった言葉があります。  物事を成し遂げる為に必要な事は V W だと。 V ビジョン 、W ハードワーク。
自らの強い意思で日々努力する事、目の前の避けて通れない事から逃げずに乗り越えて行く事、ビジョンを持って自分に厳しくやる事。 何の世界でも極めた人の言葉には、これまた共通点がありますね。 納得。   
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 【41】 2012年10月10(水)   戦記
一昨日の関西大会1回戦、対有田シニア戦は、6対13のコールド負けでした。
途中までは粘れたが結果としては大敗。 力不足なんだと思う。
普段から気になっている事、なかなか通常の指導だけでは修正出来ない個々の選手の弱点と甘さがキッチリとここ一番の場面で出てしまったという事。 もう一度、取り組み方を教育し、本人に気付かせ、自ら率先してやっていくように、もっていかなければならない。
ひとりひとりの選手にそれぞれ別々の課題があるはず。それに気付いて独自に厳しく取り組むのは当たり前の事、やってもらいます。
確かに極端に狭いストライクゾーンだった為、野球にならず投手も大変だったと思うが、それとて両チーム共同じ条件、良い試練と受け止め更なる鍛練に繋げたい。   
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 【40】 2012年10月03(水)   良薬
29日の対東大阪戦は完敗でした。
チャンスを生かせた相手と、チャンスを生かせなかった自軍。 つまりバントとタイムリーの精度の差が出た訳ですが、問題はそれだけではない。 守備位置の把握、牽制の確度、個々のモチベーション、そして何より各人のスイングの強さは相手の方がはるかに上。
それでも野球とは面白いもので弱者が強者を喰える可能性の高いスポーツです。その為に必要なのは戦略、戦術だが、残念ながらそれ以前の問題だったように思う。 ひとりひとりの選手がその特徴を生かし自分の役割、責任を果たす為に全力で向かって行くという事が必要で、それで負けたら納得だし、次に向けて更なる鍛練を積めばいい。
打てないチームがバントミスしたらいかんし、点を取れないチームが簡単に相手に点を与えたらいかん。 加えて、弱いチームが静かに野球やって何になる? 並の選手が、弱い選手が、大人しく静かにプレーして一体何を目指しているのか?  まだまだ意識レベルが低い。 今の殻を破らない限り上には昇れない。 皆ここで止まってしまってるんです。 このままじゃダメなのは分かっているはず、早く気付け!
この敗戦が良い薬になってくれたら言う事無し。
チームを取り仕切る上で、勝利と育成は殆んどが相反し矛盾してしまうという難しさがありますが、1週間の内5日間、最も多く選手達に接している私がフィールド内の事を決める。 試合前の選手の姿を見て感じ、またその試合に対する私の思惑もある。 様々な事を考慮した上で選手の一番近くに居て決定したものであり、それが私のその時のベストメンバーである。    10196

 【39】 2012年9月21(木)   テーマ
誰のせいで負けたと言う事ではない、しかし負けには必ず原因があって、チームの一番弱い部分、個々の選手の一番弱い部分が、ここ一番で顔を覗かせます。 その弱点をも呑み込む強烈な選手がいれば結果は変わってきますが、それは稀の逸材であって簡単には存在しません。 育てねばならない。 やはり個々のスキルアップとチーム一丸、つまりチームの為にどれだけの犠牲を払えるか、責任を果たせるかが大切になってきます。 練習姿勢や練習態度も当然重要で、それは本番の試合に直結する。
私には選手達の家庭での行動はわかりません。 親子の会話もわかりません。 ただ私も同年代の子供を持つ親なので想像はつきます。 学校も大事、友達も大事、野球も大事、遊びも大事、中学生という子供なのでそれで良いと思う。 ただしケジメとメリハリが必要だ。 毎日が野球漬けでなくても良い。 ユニフォームを着ている時と、自宅で野球の努力をする時、それだけで良い。 そしてその自主トレは長時間も必要ない。 毎日続かない何時間よりも毎日継続出来るわずか数分だけで良い。 ただしその短い時間に全精神を集中させなさい。
走れと言っても走らない、振れと言っても振らない、食べろと言っても食べない、返事をしろと言っても返事をしない…。
やれ、やれと言ってもやりはしない、それが中学生です。
ただな、これだけはわかってもらいたい!
それは、真剣に考え、早く気付くということだ!
今の自分はこれで良いのかを自問自答し、今の自分では駄目だと早く気付くことだ。 本当に心底気付けば答えはすぐに出る。
大切な事はいつも最後に気付くのが世の常。 それを承知の上で敢えて選手達に望みたい。はよ気付け!! それが分かれば人は強いよ。 やれと言われなくても勝手にやるし、誰も見ていない所で黙々と努力するようになる。 これこそが真の努力。 責任感もプライドも、ありとあらゆるものが身に付き始める。
それが私のテーマ。 
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 【38】 2012年9月12(水)   本戦切符
ブロック予選二回戦は何とか粘れて勝利する事が出来ました。 応援ありがとうございました。
この時期の新チームは、当然完成してるはずもなく、至る所で手痛いミスがありましたが、それでも選手達の間に、大切な事を会得したい、強くなりたい、勝ちたい、という意識が確実に芽生えているように感じました。 それは控えの選手、メンバーに入れなかった選手達も同じ。 一生懸命声をからしての応援、感佩。 ただし、この程度の事で悦に入ってもらっては困る。 まだまだ何が何でも捕る、打つ、走る、という強い意識は感じないし、現実にそこまでの意識は無いと思う。
格好や体裁、技術ばかりを追いかける傾向にある選手や野球は私からすれば NO! です。
私の頭が古いのでしょうが、泥臭い、ど根性、まずぶち当たってみろ、とか好きですねぇ。 実直に貪欲に行って欲しい。
正しい事であればあるほどコツコツと積み上げて、ゆっくりやらなければならないと思う。 あまり早道や近道を求めずに地道に行く事。 中学生には理解してもらうのは難しいが、指導者としてゆっくり時間をかけて待ってやらなければならない事が中学生にもあります。 そこは指導者側も我慢なのです。 その大切な待っている時間を指して、指導をおろそかにしている等の批判をする悲しい人もいますが、ほっておきます。 残念ですが、そんな人がいるのも事実、常にビジョンも無く批判ばかり繰り返す心無い人は存在する、仕方ない事です。
それにしても北摂シニアさんは良いチームでした。3年生が強かったのは言うまでもないが、2年生がキッチリ受け継いでいるものがある。 たまたま我チームが勝たせてもらいましたが、それこそ時間と共にもっと強くなっていくチームだと思う。
勉強になりました、後藤監督、ありがとうございました。   
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 【37】 2012年9月6(木)   
新チームの初戦は何とか勝つ事が出来ましたが、とても内容が悪かった。 外野手が平気で間を抜かれ三塁打になる。 何としても止めなきゃならない打球だったし、止められます。
一塁手が野手からの送球をはじき、グラブごと飛んでいく始末。
捕手の度重なるパスボールと投手への返球の心の無さ。
ランナーとしての動きの怠慢者2人。
ボールキーパーの怠慢。
ベンチ内控え選手の気遣いの無さ。
今だにサインを覚えてない選手もいる。
バントミスや送球ミスもあったが今それはここでは言わなくてよい。
要するに、それ以前の問題が山積しているという事。すぐに切り替えの出来る能力、頭に叩き込もうとする姿勢、2つ先を読める能力、上を目指す向上心、ガッツ、そして最も大切な礼儀作法。
この五年間で一番の低レベルです。
この一年間何をして来たのか?  野球技術がそこそこ身に付いて来たらそれで良いと思っているのか?
御父母の方々も、もしそう思っておられる方がいらっしゃるとしたら間違ってます。 ここは塾ではない、従って個々のスキルアップだけが目的ではありません。 友達の大切さもチームの大切さも学び、自己犠牲も経験し、筋の通った選手を育成する場所です。
技術面に関しては指導現場に任せて下さい。 躾、教育に関しては、御父母、事務方、指導部で連携を組んでやっていく必要があります。 何卒御理解を頂き、御協力下さい。
御家庭で子供に同調して慰めてばかりでは心は育たないです。 しかも自分でポジティブに考えなくなる。是非、親と指導者がタイアップして青少年育成に携わりたいものです。
さて2年生諸君、先に述べた通り、すべてにおいて不充分、特に礼儀と直向きな姿勢に関しては全然ダメ。この程度のレベルで高校で認めてもらえるはずがない。
大好きな野球をやらせてもらってるんでしょ、そのことに感謝もせず、チャケて、おもしろ楽しくやってるだけじゃ並み以下の選手で終わってしまうのは必然。 空気を読んで行動にメリハリをつける、ピリッとしなければならない時と場所では先頭を切ってピリッとする。難しい事は言わない、まずこれだけやってみなさい。
他の指導者にも通達し、再構築をはかりたいと思います。   
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 【36】 2012年8月31(金)   第38期生へ
3年生の公式日程が修了しました。先週の卒団式の吉野の答辞も林の送辞も爽やかで、くどくなく実に良かった。みんな大きく見えたよ。
指導者として個別や各論で多少納得することはあっても、満足することはありません。 常に後悔とは別次元の省虜、内省です。
あの選手、もう少し強くしてやれなかったか、あの選手、もう少し試合で使える局面はなかったか、あの時の私の言葉は選手に伝わっていたか、もっと良い方向に、もっと高く、もっと、もっと…。
選手達は本当に良く頑張ったと思います。 問題があるとすれば監督である私の方です。君達の成し遂げられなかった悔しい思いを決して無駄にはしない。
いろんな意味で私も変わろうと思っています。
礼儀マナーの欠如した自己主張ばかりの文句言いの人間と向き合おうとしても、その価値観の違いからか、到底合いたがわないということも思い知らされました。無駄な所に気を使わず、もっと選手を見つめ、私らしく地味にコツコツとやっていきます。 みんなも卒団はしたが豊中シニアOBとしての看板を背負っています。それぞれの道に向かい特に来年3月いっぱいまで気を抜かず、自分を高めていってもらいたい。
そして高校へ進学したならば、野球に関してはその監督とコーチの事だけを信じて付いて行きなさい。
たとえ親からであろうとも技術的なアドバイスは聞く必要一切無し。
私からは以上です。
ずっと応援しているからな。 厳しい事ばかり言ってきたが、よう付いて来てくれた、ありがとう。        
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 【35】 2012年8月24(金)   偉業
貴文、甲子園、春夏2連覇おめでとう。 物凄い事だと思います。
監督さんからも常々よくやってくれているとの温かい御言葉をいただいていました。
並々ならぬ努力や人に言えない苦労も多かっただろうが、すべて報われただろうと思う。 豊中シニア時代、4番で捕手で主将だったお前の奮闘ぶりを思い出しました。
監督、コーチ、チームメート、そして何よりお前を丈夫に生んでくださった御母様に感謝の念を忘れないように。 息つく間もなくまだまだ挑戦は続くと思うが、自分とチームの為に尽くしなさい。
本当におめでとう。  
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 【34】 2012年7月14(土)   評価と自問自答
私が選手達に常々言っている事のひとつに評価という言葉があります。 自分では、やっているつもり、努力しているつもり、アイツよりオレの方が…等々。 それは幼い心の、未熟な経験から来る、甘い自己評価によるところが大きい。 ここで大切なのは自己の甘い評価ではなく他から下される評価であると、ここまでの話は選手達によく話します。 しかしこの話にはまだ続きがあって、他人の評価もさることながら実はもっと大切なのは、本当は自分で自分を評価するという事なのです。ただしそこには素直に正しく自己評価が出来る自分が居なければならない。 厳しく自らに問い、自らに答えるという事は決して簡単ではなく、それは大人とて同様で、安易な心構えで出来る事ではないという事。 修練の積み重ねによる心の成長が大切だという事です。 3年生の中にも自分では頑張っているつもりだが指導者から認めてもらえない、評価されない、試合に使ってもらえない等の不満を持っている選手は少なくないと思う。
心当たりのある選手は一度、素直に厳しく自分を評価してみると良い。 正しく自分を省みて評価したならば他人からの評価とのギャップはかなり埋まるはず。それは進化への確実な歩みになります。
選手達にも色々な性格があり、引きずる子、切り換えの速い子、すぐ忘れる子、等々実にさまざま。 そんな3年生だが悔し涙を流しながらバットを振った子がいたのも事実。 プロセスで認められ、結果でも評価される、もちろんそれが全てではないが、とても重要な事です。 ナオキ、ダイスケ、タロウ、ユウマ…、人並み以上の努力をしている事はちゃんとわかっているよ。 あと少しで一皮剥ける。 頑張りなさい。   
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 【33】 2012年7月5(木)   鬼手仏心

関西連盟主催の3年生の大会は終了しました。 あとは個別の大会に2、3、参加いたします。
5月以降、個々のスキルもアップし、チーム力は着実に上がったが敗戦時のほとんどが大量失点だった。 よく点を取るが、よく点を取られる。 もちろん点を取れない試合でも投手が踏ん張ってくれる場合もあるので、歯車の狂いと言ってしまえばそれまでだが…。
トモが大車輪の如く頑張ってくれ、そして体調を崩してしまった。 問題はそれからです。 他の投手陣がもっともっと踏ん張ってくれなあかんかったんちゃうやろか?  日頃から投手陣の中で日誌を内容濃く真面目に書いているのはカズキとトモだけ。 自分で目標やテーマを決めて行動していた選手、ひとり黙々とランニングをしていた選手は背番号10だけや。
打たれて四球連発して皆に謝るのも良いが、そうならない為の努力をしなきゃならないんじゃないか? そんな直向きな姿があれば、誰も何も言わんよ。思わしくない結果を出したとしても、あれだけの努力をしてきた男を誰も責めはしない…。 こうあるべきだと思う。そんな意識いや心があればお互いにもっと努力をするようになると思う。日頃の練習に取り組む姿勢、態度、意識の低さと甘さがここ一番でキッチリと出てしまったんだと思う。がしかし終わった事はもういい。
流した涙は嘘ではないはず。 だからその涙を決して無駄にして欲しくない。 何とかこれからに生かそうではないか。
次は頑張ります、なんて軽い乗りでは駄目です。 脇目も振らず一心不乱に強烈に努力を積み重ねていく事、これが大切だ。
そういう意味では今尚懲りずに、さしたる反省も自覚もなくネガティブにやっている選手が何人かいるぞ、特にバッテリーの意識が低すぎる。
毎年この時期の3年生は集中力が欠けていきます。のんびり過ごしていたのでは並み以下の選手でしかない。 これからの9カ月間をいかに過ごすか。 勉強への取り組み、野球への取り組み、そして両立。
目標を明確化し、しっかりと自分自身をコントロールして、ブレずに進んで欲しい。 ここでもノーコンは駄目やぞ。
期待してるが故に敢えて厳しい事を言いました。
今は分からずとも私の話、いずれ高校で理解出来ると思います。   
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 【32】 2012年6月22(金)   預かる責務 預ける責務
昨今の世の中を見ていると、本気で日本を良くしようと思っているのか、政治不信。  本当に子供の事を思っているのか、教育不信。 などと、しばしば感じます。 政治家先生も学校の先生も単なる給与取得の職業ではないと思いますが…。 私の娘は高校生だが、小学校時の担任の先生はそれは素晴らしかった。
女性でしたが迫力満点、親の前でもお構い無しで本気で子供を叱ってた。  そのクラスけっこうヤンチャな男の子も多かったが陰湿じゃなく良い感じで育ってたように思います。  信念があるんですね、真の教育者を感じます。  定年を迎えられたとお聞きしていますが、親子共々ずっと感謝しております。
近年、本気で叱る人、本気で叱られる人が減ってきていると思う。  その本気度の低下は、人間ゆえに知らず知らずの内にナァナァとなり、ものの見方や考え方が甘くなるのではなかろうか。  そしてそこに弱さともろさが生まれて来るように思う。  もちろん私情を挟んでの叱責はいけないが、筋違いや物の道理については真剣に叱るという事が人としての大きな責務ではないだろうかと思います。  それらを理解の上で保護者と指導者が適度のコミュニケーションを取れば誤解は大幅に減ると思います。  例えば、学校の先生が生徒に注意した、生徒に何らかの叱責をした。 生徒はその話を自分なりの、子供なりの受け取り方で家に持ち帰り親に話す。 「先生から……と言われた」と多少の反感意識をもって。  それを聞いた親はそこに自分の感情を付加し過剰反応する。  そして先生に問いただす。  しかしよくよく先生に聞いてみると主旨の違う話だったことが判明する。 よくある話です。  その折にはまず、先生はそんなつもりで、そんな意味で言ったのかどうか、子供の誤解では? と発想する事も必要ではないか。 また、親として先生に冷静に確認してみたらいかがか。 
指導者の立場で言わせていただくならば、こちらの話を信用して欲しいし、そこに信頼関係が無ければ進歩なんて到底望めない。  片方の話だけを聞いたのでは世の中うまくいくはずがない。
いつの時代も決して無くならない問題ですが、私も調和を念頭に精進して参りたいと思います。   
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 【31】 2012年6月13(水)   敗戦記
わずか2ヶ月前に3年生になったばかりの22名プラス2名の2年生で挑んだ日本選手権予選。 残念ながら4回戦にて敗退いたしました。まずは選手諸君、御父母の皆様方、お疲れ様でした。ありがとうございました。
新チームを結成した昨年9月以降、北摂シニアさんに完膚無きまでに叩きのめされたのを皮切りに連戦連敗。 この5年間でも一番バットを振れない、走れない、投げれない非力なチームでした。 そして何より心が弱かった。 だからこそ昨年末のオフから今春先までにかけて今までで一番走らせた、バットを振らせた、一番内容濃く強化を積み重ねたように思う。 結果、体の変化率、精神の変化率はこの5年間ではトップクラス。そして厳しい練習にも正面から向かってくる集団へと変化してきました。野球の上手な子は一人もいないけれど、それぞれの心根やチームとしての一体感では今年が一番のように思います。
わたしの経験上、本気で努力を開始して、少し変化の兆しが見えてくるのが4ヶ月目。6ヶ月目には明らかに変わってきます。残念ながら全員ではないが今回もそれに近いものがあった。それにしても正直言って、ここまで精神的にしっかりしてくるとは思わなかった。 あのチームが良くここまでやれたと…。 子供の限り無い可能性をまた私も学びました。
選手達が良く頑張ったということ、特に和稀、大起、大雅らの支えがあって、怜生、太成のデカイ声があって、先発メンバーには名を連ねられなかった選手達の清き心が先発メンバーの力をより発揮させた訳です。それから今年の御父母の一体感は稀に見るものでした。 選手達にも保護者の方々にも一言では言い表せない気持ちですが、大変感謝しております。
故に主力の座を張っている選手にもう少しど根性が欲しかった…。
あの試合で、あの場面で必要だったのは野球の技術だったか?  いや違う、絶対に精神力です。努力の裏付けが無いと、ここ一番では自分の弱い部分がひょっこり顔を覗かせてくるものです。練習で自分を追い込まない選手は、試合で追い込まれてしまうのです。 常日頃の練習は、そうならないための修行であるとも言えます。
選手達はこの大会を通じて多くの事を学んだと思います。もちろん満足しているはずもない!  当然次に向け目の色を変えて練習に取り組んでくれるものと思います。人並み以上、これまで以上に懸命な姿を期待します。
試合後、泣きながらある選手が、来年絶対に神宮に行きますと、ある選手が、監督の下で野球が出来て良かったですと、またある選手は一度も公式戦に出場出来てないのに、このチームに入って良かったと涙ながらに言っていたそうです。
みんなそんな事を言うタイプの子じゃないのにね。
その心からの声、しっかり受け取ったぞ、ありがとう。
これからも手を抜かずに厳しくいきます。
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 【30】 2012年4月28(土)   苦労しがい
個々の選手に対しても、チーム全体に対しても、これだけは、やっておいた方が良い、やっておく必要がある、マスターさせなければならない等々の思いが指導者側にはあります。その精度のレベルがチーム力のバロメーターのひとつであることは言うまでもありません。心技体いずれの部門でもです。
厳しい事を言わなくても、させなくても、体のみの成長によって選手は幾分育つでしょう。 ぬるま湯に浸かって過ごした三年間と切磋琢磨の三年間。結果だけを見る人によってはその違いが分からないかもしれません。勝負の世界だから、そのぬるま湯で育った甘い選手でも好結果を出すこともあればチームが勝利することもあるわけですから。しかし私はそれを善しとしない。それも野球ではあるが私の嫌いな野球です。偶然の好結果を出せる為の練習をしているのではない。
よく耳にする言葉があります。スポーツは楽しくやるべきと。私も一方でそうだとは思うが楽しいという意味の解釈には大きな相違があるように思う。特に躾、教育にあまり厳しくない家庭とその子に…。そこが先に申したどうしてもマスターさせなければならない事のひとつなのです。
それぞれが夢と志を持って入団してくれたはず。その歩みの初期が、たとえ強制的なものであろうと、厳しいものであろうと、ましてや楽しくなかろうと、それはそれで良い。逃げずに真剣に取り組む選手にはシニアの三年間で真の野球人としての楽しさや喜びが少し分かってきます。その分かってきている数名の選手達に共通しているのは、やらされる練習から、自らを探求する練習に、そして顔つきも行動も変わってきているということです。全力でぶち当たって失敗も成功も味わう、その全力を怠ると本物にはなれない。全力を知って力の抜き方やリラックスを覚え、失敗や挫折を知って強くなる。
あと4ヶ月で卒団する3年生からそういう選手を何人増やせるか、また言い訳や甘えが多く礼節もままならない2年生からどれだけ速くそういう選手が出現してくるのか、待ち遠しいです。  
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 【29】 2012年4月4(水)   OB達
この度の卒団生も無事高校へ進学を果たしました。進学先は進路、OBのページに掲載しております。
赤い字にて掲載の高校がこの度の進学生15名の修行の場であります。常在戦場、自分自身との戦いに是非とも打ち克ってもらいたい。
それから、私の教え子(34期生)が今春高校を卒業し大学や企業へと進む旨、報告をくれております。
去年は少ない3名(33期生)ながらも大背戸君の京都大学進学を筆頭に嬉しい知らせを受けましたが、今年も大阪国際大、大阪産大、追手門学院大、関西創価大、関西学院大、滋賀県立大、四国学院大、中部学院大、日本文理大、龍谷大、山崎パン、大阪市消防へと進んで行きます。
是非、良識と責任感のある、そして熱い男になってもらいたい。
時間があれば元気な顔を見せに来てくれよな。みんなが喜んでくれるはず。
待ってるぞ。
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 【28】 2012年3月2(金)   啓発
ひと冬越えました。例年よりも若干内容の濃いトレーニングだったように思う。まだまだ志し半ばで満足出来る状態ではないが、それでも何人かに新たな変化の兆候が見えてきました。
明らかに顔つき、体つき、行動に変化があるのが、イワネとヒデト、日誌の内容も気持ちのこもったものになってきた。打席でもしぶとさが出始めてきたな。お前達に飛躍の順番が来たんや、今やぞ!すべてをボリュームアップせよ!
キャプテン、副キャプテンがしっかり全体を見れるようになってきてるし、何よりイツキの存在や言葉がチームを支えてるな。度重なる故障を経て一回りも二回りも大きくなった。リョウも少しだけ変わり始めてる、ただしまだまだ下半身が弱すぎるわ! 人並みの努力で満足しとったら止まってしまうぞ。他にも努力が実り始めてるコバ、ようやく振る力が付いてきたタイガ、ここからギアチェンジして加速して欲しい。
そして飛び級2人が出現したことでより活性化してきている…。

さて昨秋は負けの連続、こんなものではないはずと思いつつも落ちる所まで落ちた感があるが、ボトムはしっかり確認した。二進一退三寒四温、近道も早道もいらん、地道に取り組ませチームへの自己犠牲、協調性、責任感を更に植え付け、鍛え直さなければならない。体力体格はアップしてきたが、それとて圧倒的なものではない。
すべてを5割アップに持っていくため試練を乗り越えてもらいます。各人このままで良いはずがない。もう一度我を見つめ直し決死の覚悟で鍛練に励んでもらいたい。   06469

 【27】 2011年11月16(水)   何が何でもという強い意識

新チーム発動から二ヶ月、何となく過ぎた月日ではない。試行錯誤と言うべきか。現状を言い表すならば一言 「甘い!」
今、「この選手、上手くなったなぁ」 なんて思えなくていい。つまり技術ではなく心、体が強くなっているか、人として成長しているか、そのひとつのバロメーターとして、責任感を持ち、ここ一番で相手に自分の意思を自分の言葉でハッキリとしっかりと発せられるか、そこに重点を置いています。その為に今は間違った事だろうが何だろうが、とにかく大きな声でしゃべれと、もう飽きるほど言い聞かせている。
たしかに体の大小はある、声の大小もある。しかし決して平等ではない人生でそれを言ってみても始まらないし、みっともない言い訳になる…。目の前に言い訳の通らない高校野球が待っているんやよ。理不尽だとしても、それが現実。大人になり競争社会の世の中に出て行くとはそういう事。豊中シニアは、そんな中でも相手が中学生故に極力平等に、しかも選手達を大切にしているチームだと思う。。。生まれつき大人しい? それがどうした!! 人の持って生まれた性格は変えられないとでも言うのか? ならば練習に取り組む態度、野球に打ち込む姿勢はどうだ? それも無理な事のひとつとして片付けて諦めるのか!? 練習をなめているせいで、肝心の試合では別人の小心者。積み重ねてきた練習通りのことは何一つ出来ず、見たことの無い凡ミスの連続。私は決してエラーやミスそのものを叱責しているのではない。今の状態では勝てない事も充分分かっている。言いたいのは、言いたい事は…練習においては強くなる為、何が何でも捕る、走る、振る、飛び込む、叫ぶ、向かっていく…。
試合においては勝つ為、形なんかどうでもいい、何が何でも球を捕る意識!投げてアウトにする意識!何が何でも塁に出る意識!何が何でも気迫のある声を出せよ!等々。自らの強い意識だ。今一番必要なもの、強い強い意識。事細かに技術ばかり教える段階ではないし必要もない。経験者が教えたがる世界だが、教え過ぎは良くないというのが私の持論。しんどい事は嫌いです。キツイ事はイヤです。ってか!? そのツケが大事な試合でキッチリ回ってきてるやないか! 自主トレとなればすぐバットを持つ。 おい、ちょっと待てよ!厳しい事を言えば、そのお前のバットで勝つ試合より、守備、走塁、声の無さで負ける試合の方が何十倍も多いのが分からんのかなぁ…。気迫や声、最低限のプレーさえ出来ず負けてしまっている事をまだ分かってくれないのかぁ…。一生懸命やってのエラーならええやんか。横着で気を抜いたプレーだから腹が立つ。練習を本気で取り組んでいない事が大きな原因だから余計に腹が立つ。心構えひとつで大きく変わっていくのに小さな世界でプライドだけ高い事がはがゆい。   
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 【26】 2011年9月8(木)  新しい第一歩

3年生の壮行ムードも束の間、この土曜日には新チームの公式初戦を迎えます。去年のこの時期は、新チームの半数の8選手が故障者だった事からすれば今年はわずか3人、しかも2人は何とか間に合いそうなので、その意味からは戦える。 ただし例年に比べ線が細いというか大人しいというか、心技体のレベルが低い、特に心。  プロセスを重視している私の野球において心が伴わないということは、充分なプロセスを経ていないということになる。こりゃイカンわ!
やらされる練習、ただノルマを消化するだけの練習、一見優等生だが「心」がない。その先に待っているのはプレッシャーに弱い、結果を残せない選手になるということです。
よく覚えておいて欲しい。どんな練習をしたかという事が一番大切なのではない。それぞれの練習を自分の意志でどれだけ打ち込んで、どれだけやり遂げて、そしていかに自分のものにしようとするかなのだ。これを鍛練という。目標、責任感、向上心…つまり真剣で貪欲な取り組み方だ。これでしょ!!
魂の入っていない目標のない練習は真の練習とは言わない、ただの暇つぶしの運動です!

こんな詩があります。

「第一歩」
十里の旅の第一歩
百里の旅の第一歩
同じ一歩でも覚悟が違う
三笠山に登る第一歩
富士山に登る第一歩
同じ一歩でも覚悟が違う
どこまで行くつもりか
どこまで登るつもりか
目標が
その日その日を支配する      
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 【25】 2011年9月6(月)  OB晴朗

思えば春の香川西高のダイスケといい、この夏の柏原高のカズキといい、一番叱られたアイツらが甲子園かぁ、何か感慨深いな。
いずれにせよ強豪ひしめく大阪での代表権獲得の柏原高さんは立派だと思います。
とかく甲子園出場者だけが特筆されがちだが、熱く熱く野球に取り組み、ありったけの汗を流し、着実に男気を身に付けている豊中シニアOBが沢山います。高校野球現役を終え元気な姿を見せに来てくれる、また電話にてしっかりと丁寧に挨拶をしてくれるOBもいます。総じて言えることは顔つきが逞しくなっていること、自分の言葉でしっかりと自分の思いを伝えてきているということ、そして感謝の念があるということ。
嬉しいねぇ、本人の努力と高校の指導者の方々のおかげです。うちの岸本総監督もきっと喜んでくださっているはず。
指導者冥利に尽きます。
感謝。      
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 【24】 2011年8月30(火)  送辞

この2ヶ月間多忙の為、当日記の更新も出来ないままでした。
三年生の最終章、交野市長杯は残念且つ不甲斐ない試合でした。こんな薄っぺらな精神で高校野球なんか務まるはずがない。責任感は無いし男気も無い。自分達の大好きな野球をなぜ自分達でやらないのか?!
これじゃアカンやろ!
何としても理解して欲しかった。気の良いお前逹だから、共に泣いて笑った仲間だからこそ必ず理解してくれるはずと…。
最終戦の福山シニア杯は同行出来ずすまなかった。沢山やり残した事が生じたけれど、この未達成感も将来の伸びしろと考えたい。その思いは高校に行って是非晴らして下さい。 ただし、おとなしく謙虚なだけでは頂上には登れないぞ。君達には強烈な闘争心が絶対必要です。未完成ではあるが積むべき基礎は積んだ。野球も少しだけ分かってきた段階。これからの7年間のどこかで(早い方が良い)自らの意志で凄絶な努力を重ねた者だけが特別な何かを掴むことになる。熱意で当たり、誠意を示し、創意を研き、決意を語り、極意を掴む。。。卒団生15名一人一人との思い出は沢山あるが今は胸にしまい言わないでおきます。
みんな、ありがとうな。
御父母をはじめ色んな方々のご協力によって無事卒団となりました。
心より感謝いたします。 
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 【23】 2011年7月7(木)  闘魂

関西大会は神戸中央シニアさんの優勝で幕を閉じました。誠におめでとうございます。関西を代表する名将のもと、その組織力、人間力で神宮でも大暴れされるのではないでしょうか。また北大阪ブロックからは吹田シニアさんが神宮切符を手にされました。接戦には滅法強い熱いチーム、関西勢の御健闘を祈念いたします。
さて我が豊中シニア、着実に力はついてきているのだが、ここ一番での勝負弱さが目立ちます。その要因は技術か精神か。勿論責任の大部分は私にあるのですが。しかしながら2年3ヶ月もの間、鍛練し学んだ結果君達は今いったい何と闘っているのだろう…。広義では相手チームと、マウンドに立てば打者と、マスクを被れば打者と、打席に立てば投手と、そして放たれた球と、走者が居る場合の勝負もある。一生懸命闘ってるか?何かが不足していないか?満足か?
今まさに中学生時代の集大成、これまで構築してきた事を大舞台で思う存分披露、表現する時のはず、強い意志で邪念と闘い更なる上のステージへの足掛かりとする場のはず。そのために2年以上もの間いろんな事を積み重ねてきたのではないか! 近い将来本当の闘う相手は自分自身だと気付き理解出来るためにも、今何としても死に物狂いでやってやってやりとげなきゃならんのよ!
あと2ヶ月で卒団の3年生、今一度生活態度から見直し、今の人並み程度の努力で人並み程度の気迫で自分の夢をつかみとる事が出来るのか考えてみなさい。御父母のポジティブなサポートも頂きたく存じます。
心伴わずして何が技術で何が体力や。そんな野球ならいらん。
以上の事、2年生、1年生も我が事と理解し目の色を変えて取り組んでくれる事を期待します。 
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 【22】 2011年6月1(水)  省慮

日本選手権予選は二回戦にて敗退いたしました。
応援をいただきました皆様方には御期待に添えず誠に申し訳ありません。そして何より選手を勝利へ導けなかった事、胸が痛いです。敗戦の検証は容易ですが、ここでは言いますまい。
戦前より懸念していた事も現実化してしまい残念でしたが、それにしても選手達はよく頑張ったと思う。ベンチ内の雰囲気も良好。欲を言えばもっとガツガツした鬼気迫る思いが欲しかったが。私が思うに、我が選手達はもっともっとポテンシャルは高いと思います…。
いずれにせよ私の力量不足、人間力不足であります。責任を感じています。

追伸: Gさん、先日はお気遣いを頂き誠に有り難うございました。同じ立場の人間として息抜きの時間を作ってくださったこと、感謝しております。    3970


 【21】 2011年5月28(土)  一戦の重み、一勝の難しさ
初芝立命館シニアさんの気迫たるや、凄まじかった。中村監督の丁寧かつ熱い想いがそのままチームを染めた素晴らしい集団。見習うべきところがいくつもありました。また感謝、また勉学。
わずか15才の子供達がすること、本当に何が起こるかわからない、怖さ、面白さ、そして難しさ。
個々のスキルはもちろん大切だが、大きな大会であればあるほどチームワークが物を言う。 是非今後の試合に結び付けていきたいと思います。
それぞれの我が体裁、面子、私利私欲一切関係無し。和を以て貴しとなす。     3750

 【20】 2011年5月21(土)  日本選手権予選開幕
5月14日15日と合宿、一年生歓迎会、日本選手権予選壮行会を執り行いました。保護者の方々のご協力有り難うございました。
Aチームも4月のドン底から少し上向きの感あり。
3年もこれが為に鍛練を重ねてきたのです。調子の良し悪しなんか言っておれんよ。表現の仕方は色々あれど、やりきる、勝ち取るという強い意思だけは必要不可欠の絶対条件です。先発メンバーはもとより、控え選手やベンチ入り出来なかったそれぞれの選手達にも役割と責任があります。全員がその役割や責任に対し精魂込めて邁進する。その行動から一体感が生まれてくるのです。Aチームが Bチームを労り、Bが Aを励ます。しかもそれは決して傷の舐め合いなんかじゃない。明るく激しく、けれどもリラックス…前向きな言葉や熱い会話が飛び交う…そうそれこそがチーム一丸。そんな光景を見たらワシャ泣いてしまうかもしれんな。
合宿の翌早朝5時に、キャプテンと副キャプテンが黙々とバットを振っていた。ひとりで静かに精神集中して振りたかったそうな。早朝そんな外柔内剛な二人が何の打ち合わせもなく偶然庭で出くわした。
さぁ、予選開幕。しっかり準備をして試合を迎え、練習の成果を見せてくれると思う。
一心不乱に挑戦しようじゃないか。!      3437

 【19】 2011年4月18(月)  落第点
箕面スカイラークさんはバランスのとれた強いチームでした。
東大阪シニアさんは柳井監督が必ずこの時期からキッチリとチームを仕上げてこられる。
生駒ボーイズさんは非常にまとまった好チーム。
生野シニアさんは研究熱心でクリーンナップに破壊力。是非また交流戦の程よろしくお願いいたします。
そんな中、24名の新入部員が集まってくれました。いろんな個性があって実に面白い。 楽しみです。
御父母の皆様も含め、是非共に歩んで行きましょう。どうぞよろしくお願いします。
さて、新1年生も加わり総勢64名の選手逹。3年生の評価は65点。取り組む姿勢で甘い4名、結果を出せずが7名、いつまで経ってもヘタレが3名、同じ失敗を延々繰り返す2名、等々の事から65点の不満ライン。90点まではどうしても追い込みかけて行ってもらうよ。
問題は2年生、評価20点。礼節や気配り、謙虚や誠実等には程遠い8名、講釈タレ2名、協調性欠如の怠け者2名…これみんな野球以前の問題やないか。
責任感と覚悟を持ってやってもらわなければならない! やらせます。
遊びじゃないんだよ、レベルの低い楽しい野球とレベルの高い楽しみ方には大きな違いがあるんや。 みんなでまだ見たことの無い景色を是非見ようや。自分にも相手にも勝って行かなきゃ見えん。
その為の猛練習、当たり前でしょ。             2841

 【18】 2011年4月18(月)  精進
先々月2月から先月3月は多忙の2ヶ月間でした。
二度の広島遠征、ブロック予選の敗退、体験会、新入団生誘致、茨木市長杯優勝、教え子の甲子園出場、教え子の高校受験、仕事、東日本大震災、等々。
茨木市長杯の勝利は結果としてまずまずだったと思うが、課題も多く残った。
浮かれている時間など無い事は理解してくれていると思う。これからの1ヶ月間、徹底的に自分を追い込んで、突き詰めて行く事。総てをやりきる覚悟で。
豊中シニアで学ぶ2年5ヶ月間の中でも、一番バットを振った、一番歯を食いしばって根性むき出しで練習した、一番泣いて一番熱かった、そして出来るまで何度でもやった…そんな1ヶ月間にしなきゃならないし、なるはずや。その心意気の無い選手などひとりもいないと思う。私もとことん付き合います。楽な事は無視して、自ら苦しい中に入ってこい!一番しんどい事を選択し逃げずに立ち向かいやりきる。そしたらな、頑張りきったらな、あの白球と友達になれるんよ。バットの芯に、グラブの中にめがけて白球が近寄って来てくれるんや。
もしかしたら、私が大学4年時の不思議な体験、ボールがソフトボールのように大きくゆっくりに見え、思い通りに打てる…そんな事が起こるかもしれないぞ。          2841

 【17】 2011年3月26(土)  有事
この度の東北関東大震災によって被害に遭われた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
人として、私なりに出来得る協力をさせていただいている最中であります。
平和の上にスポーツが成り立っている事を、決して忘れてはいけないと思います。            2555

 【16】 2011年3月1(火)  意地
北大阪ブロック予選1回戦は昨秋大敗を喫した茨木シニアさんに辛勝。翌日の2回戦は吹田シニアさんに大敗。常に闘争心があり今春全国選抜大会にも出場される好チームに対し、どんな気持ちで、どんな動きを見せてくれるのか楽しみにしていたが残念ながら試合にならなかった。強い意志の差、意地の差…。 ドキドキバクバクするのはわかるが自分で克服するしかないではないか。その克服の仕方を常々指導している訳です。子供の、中学生の野球なんだ!技術が最優先ではない。どれだけ熱くやれるか、どれだけ熱くたくましい男になるかなんや!ただし自分でやる気にならなきゃ絶対に無理。
高校生相手に試合をしている訳でもないのに、同年代の選手に負ける事に特別な感情はないのだろうか?
私は小学3年の時、正義を貫いて? 中学1年とケンカしてボコボコにやられた。悔しくて悔しくてホンマに眠れなかったよ。すぐに警察道場の門をたたいて柔道を始めました。(笑)
成功体験はもちろんの事、色んな悔しい思いをして、負けてたまるかと懸命に努力して、それでもミスする事も負ける事もある。それならもっとやる、なぜなんだと自問自答してもっと気持ちを込めてやる。 しかし数名の選手が遥か手前で止まっている。普段から加減した手抜きの練習をしているせいで、ここ一番、熱くならなきゃいけない時に冷たくなっとるやないか!それを冷静とは言わんぞ!精神的な強さがいかに必要か、その弱さがチームにどれだけマイナスになっているかをまだ分かっていない。責任感はどこにあるんよ。益々のスキルアップを望みたいこの時期に、あまり言いたくない心技体の心の部分を言わねばならぬ…。覚悟して取り組んでもらいたい。1年生にも悪影響必至。
今土曜日は後がない敗者復活戦。特に5人の意地が見たい。      2205

 【15】 2011年2月23(水)  有り難う
週末(土曜日)の体験練習会には前回同様多数の皆様にお集まりいただき誠に有り難うございました。好天に恵まれ有意義な1日でありました。是非、能勢のホームグランドにも足を運んでいただき、通常練習を見学、体験してくだされば光栄です。専用バッティング場での(月水金)平日練習にもお気軽にお越しください。
ところで日曜日の呉昭和杯準決勝戦は5対3で敗退しました。多くの御協力、御声援有り難うございました。負けに不思議な負け無し、原因は明確。技術的な事は今この場では言わないが、戦う為に必要な準備を今もまだ怠っている。勝つ為に必要な行動、言動が不充分。試合になると別人のように静かでおとなしくなるヘタレ。控え選手の気づかいの無さ。そして何より気迫不足。試合結果の2点差は精神力と魂の差です。呉昭和の選手の方が闘争心が上だったという事。そしてその闘争心の基となる強靭な意志、それを養う厳しい練習に対して彼等の方がよりアグレッシブに取り組んでいるという事だと思う。
負けはしたが失った物など無い。沢山の事を学んだはず。これから1日も無駄に出来ぬ、練習でどれだけ自分を追い込んでいけるか。強くなるんだと心に決めてユニフォームを着ろ! チームの為になってやると、絶対気を抜かないと心に誓ってグランドに入って来い! 今年に入り伸びてきている2年生だが、ここで一息入れる訳にはいかんぜよ! 性根入れて向かって来い!   
梅原監督、是非またチャレンジさせてください。
それにしても、いつもあたたかく迎えてくださる呉昭和の皆様、目に涙を浮かべて再会を誓う保護者逹。
野球よ、有り難う。           2051

 【14】 2011年2月18日(金)  時雨之化
先週の三連休は思わぬ悪天候により茨木市長杯、3リーグ定期戦、体験練習会が延期及び中止となりました。呉昭和シニア杯においては、この20日に再チャンスをいただく事になりました。呉昭和様、恐悦至極、心より御礼申し上げます。
12日(土)の朝、Aチームのメンバー逹に 「来週20日、もう一度広島でチャレンジさせてもらえるぞ」 と伝えた時の歓声、みんなの顔、私はずっと忘れない。
決して選手を甘やかすつもりはないが、言わずもがな子供逹が為の野球である事は大前提。少なくとも私が時折それを再認識しないと、色んなほこりが溜まって脱輪、逸脱してしまうかもしれぬ。
自戒の念を込めて、一所懸命、生涯勉学。
それにしても最後はついつい優しくしてしまう私の悪い癖、やっぱり甘やかしているのかもしれません。
(苦笑)           1903

 【13】 2011年2月7日(月)  エール
5日の茨木市長杯の1回戦、対大阪福島シニア戦において、我チームのセカンドゴロ打球がイレギュラーし二塁手の顔面を直撃。幸い脳や骨には異常は無いが何針か縫合したとのこと。とても心の深い選手だと聞いています。投手としても非凡。監督さんより「イレギュラーする前にもう少し前へ出て捕球出来るよう自分を鍛え直したい」 とその選手が言ってくれてるそうです。
こういう熱い思いが人の心を動かし、アマチュア野球の裾野を広げてくれるんですね。是非エールを送りたい。ちなみにその子は女子選手です。

 【12】 2011年2月7日(月)  
香川西高 2年ダイスケ、横浜高 1年リョウケン、春の選抜甲子園内定おめでとう。その他にも沢山のOB逹が頑張っている話を関係者の方々からお聞きしています。とても嬉しいです。
感謝の気持ちを忘れず、天狗になることなく、鍛練しまくってください。
「球道即人道」 です。

 【11】 2011年2月1日(火)  
先月の呉中央シニア記念大会に引き続き、この29日30日は呉昭和シニア記念大会に参加させていただきました。
関係者の皆様、誠にありがとうございました、そしてお疲れ様でした。syowa00.jpg
1、2回戦の接戦を制し何とか準決勝まで進出。次の対戦相手は梅原監督率いる呉昭和シニアチームです。礼節、躾の行き届いた、そして保護者も一丸体制のさわやかなチーム。選手逹がそれぞれの役割を理解しているしっかりしたチームです。
梅原監督は大学の1つ後輩、そこへ広島北シニアさんでコーチをしている2つ後輩の山田コーチ(広陵高出身)が駆けつけてくれて28年ぶりの3ショット。お互いオッサンになったのぉ…。それから呉昭和シニアの保護者の皆様には大会開催だけでも大変な折、心のこもった親睦会を催していただきました。笑いあり涙ありの素敵な時間を満喫させていただいた。代表にもお会い出来たし、呉昭和エンジェルスのアスリートの皆さんとも交友できました。愉快、爽快、感銘、感動。あんなに笑ったの何年ぶりじゃろ? これも野球のおかげじゃね。 本当にありがとうございました。
さて選手逹、トータル的には頭の中がワンステップしたようですが、まだまだすべてにおいて5分の2レベル。毎度日誌を読んでいますが、面白いものでその内容とプレースタイルは一致します。特に集中力や覇気のない選手は日誌でわかる。やはり気持ちの部分の比重は大きい。それから打席内での気迫が感じられない選手がいまだに多い。それはなぜだと思う? それは本来内面からくるものだからでしょう。負けるわけにはいかないというプライド、勝つんだという強い意志、これだけの事をやってきたのだという準備と自信、そしてこれは先の話ですが、それらが熟成して醸し出す品格、にじみ出てくる誇り。
簡単に言おう。絶対的な練習の裏付けが必要なんです。気持ちの入った練習を人の4倍しなきゃ! どれだけ自分を追い込んでやるか?自分ですぐに限界を作ってしまう選手には決して理解出来ないことです。つい先日も言いましたが、成し遂げた人にしか分からない味があるんよ。山の頂上に登った人にしか見えない景色があるんや。
ヘタでもええ。根性むき出しでやってみたらどうや!

 【10】 2011年1月26日(水)  シニア体験会
23日(日) 能勢町のホームグランドではなく豊中七中のグランドをお借りして今年第一回目のシニア体験会を行いました。去年同様たくさんの選手、御父母の方々にお集まりいただき誠にありがとうございました。学童野球で丁寧な指導を受けている子供逹ですから、その表情も真剣かつ純真でした。ケガと事故だけ無いよう願いながら見させていただいた。中にはとんでもない打球を飛ばす、子供らしくない?6年生もいましたね (笑)。 また小柄でもピリッとした野球大好き小僧逹も楽しんでくれたようでした。 いつも怒ってばかり? の私にとっては、つかの間の至福の時でした。
地球上に人口60億を超える人がいる中で、野球が取り持ってくれた縁により、天文学的な低い確率で君達と出逢えたのです。何か凄い事だと思う。
是非一緒に夢を現実のものにしましょう。
待ってます、熱き野球少年逹!

 【9】 2011年1月12日(水)  念頭
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
また日曜日(9日)は父母会の皆様、誠にありがとうございました。
今年も既に練習は開始しており、この三連休は強化トレーニングメニューでしたが選手を見ていて一番感じた事、それは選手間にかなりの格差が出てきているという事です。体格はもちろんだが私が今注視しているのは行動と顔つきです。
いわんやその行動と顔つきは 「心」そのものです。選手の成長過程は様々で、タイミングも一律ではなく、平等でもない。従ってそれをひとくくりにはしませんが、この時期、最低限これだけは…という基準を指導者は持っています。その観点から言うと2年生にも数名、早急に改善を求めたい選手がいます。その選手と主将との精神力の差は極めて大きい。その主将もいくつかの壁を乗り越えて現在があるのです。
グランド内で自立出来ていない指示待ちの選手よ、人の後ろをトロトロ歩かず最大限頭を使って人より前でテキパキ動いてみろ。どの行動に移る場合も真っ先に動きなさい。その習慣が性格を変え人格をも変えていくのです。
2年生に言いたい。まだ2年生と思っているのか? あと7ヶ月で卒団だと分かっているのか? 奮起を強く望む!
追伸、1年生へ。
試合開始の10分前で準備もせずチンタラしていたとは…。
情けない、話にならん。
私の責任だ。

 【8】 2010年12月30日(木)  今年一年を振り返って
まずは関係者の皆様、この一年間様々な御協力、御尽力を賜り誠に有難うございました。
小中学生の野球指導に携わり10年、更に当豊中シニアより御縁を頂き、能勢町のグランドに立って4年、その4年目の本年4月より監督就任でありました。40年近い歴史を持ったチームであり、故に色んな方々の熱い思いがこもった伝統あるチームです。監督元年の私は発見に継ぐ発見の連続の中、「時」「人」「心」等々を再認識し深く学んだ凝縮の一年間でした。OB、事務局、御父母の皆さんはもちろんのこと、某チームの監督、コーチ、また我チームスタッフにも常に支えていただいた。そして何より選手達が何があろうとも翌日にはケロッとして付いてきてくれる、そんな明るい子供達に何度も救われました。
それから、僭越ですが一度だけ言わせてください。
我が妻と幼い3人の娘、息子達よ、土日のほとんどを留守にする私に我慢してくれてありがとうな。
この場を借りて関わるすべての方々に感謝、感謝。
私にとって野球、育成は「我これが為に生まれたり」今、そんな心境であります。色んな環境で育ち様々な個性を持った子供達は自ずと目的は異なるでしょう。しかし集団に身を置き「自即他」の理念からチームとしての大輪の花を咲かす為に一所懸命になる、そのプロセスが一個人をも磨きあげるのだと思います。心のある熱い子に育てたい。
最後に今年一年、本当に有難うございました。来年は飛躍の年にします。
どうぞ良いお年を。

 【7】 2010年12月28日(火)  納会・闘う目
年末恒例の納会が、23日好天候の下、多数の出席者の皆さんのお陰をもちまして、滞りなく行われました。
お疲れ様でした。
夕刻より、当豊中シニア出身、丸毛謙一君の読売ジャイアンツ入団壮行会がありました。後輩の面倒見の良い好青年です。その席である野球関係者の方が言っておられた話が印象深かった。 「足と肩は一級品、ただ本人を見ての通り男前で優しい顔つき。この顔が来年からは一日も早く闘う目つきになってほしい」と。
そしてつけ加えて私はこう願う、ファンを特に子供ファンを大切にするプレーヤーになって欲しい。

 【6】 2010年12月13日(月)  広島遠征・呉中央シニア会長旗争奪野球大会
呉中央シニア関係者の皆様、竹田監督、素晴らしい舞台を御用意下さり誠に有難うございました。
また我チーム御父母の皆様にも感謝、そして選手諸君、お疲れさんでした。
2年生、1年生にとって初めての遠征、今までにない体験となり、各選手にも色んな思いがあるでしょう。成長の足掛かりになれば幸いです。
呉と言えば戦時中、若干二十歳前後で死の覚悟を持った若者達と共に、一説には片道の燃料のみ?で戦艦大和が出航した港町、特攻隊、人間魚雷…その想いはいかばかりか…? そんな事を考えながら私自身、大好きな野球に携わっておれる事を幸せに感じています。
さて土曜日の試合、敗因は確かにある、それは選手の前で言った通り。総じて集中力を欠いたプレーが目立った。 大いに反省し、明日に繋げる。やらされる練習から、自ら前に踏み出し、気持ちの突っ込んだ練習つまり、試合を想定した練習でなければならないと全員が徹底し理解してくれる事を強く望む。いや理解してくれたはずだ。
悔しい土曜日の夜、Aチーム18名の日誌に目を通し思いました。少しではあるが意識が変わって来ている、これならばやれるはずと。
夢から逃げるな、志高く邁進せよ。
君達は「前途無限」だ!

 【5】 2010年12月6日(月)  摂津市長旗
サード4、ショート1、ファースト1、ライト1、センター1、ピッチャー1。バント4、走塁2、ランコー2、合計17個。これは土曜日に名古屋北シニアさんと対戦し3対2で敗退した我チームのミスの数。この多さは私も初体験。それでも投手の踏ん張りで3失点までに収まりヤレヤレ。
取れる点を取れない、防げる点を防げない、ハッキリ言って野球にならないが、今は内容重視の時。
野球にエラーやミスは付き物、毎試合いくつかはあるでしょう。しかし相手の好プレーよりも自チームのミスで負けるのも野球。ミスが無いというのは理想だか、私はそんな事は求めない。
足を止めて球をはじくなよ、あごを上げてトンネルするなよ、小手先でごまかしの野球をするなよ。
突っ込んで行ってはじけ!向かって行ってトンネルしろ!ガンガン振ってアウトになれ!体ごと行ってバント失敗しろよ!最初の5メートルを猛ダッシュしてみろ!
チームが勝つ為の練習に一選手として責任感を持って取り組む。常在戦場。
その気ひとつで今まで見えなかったものが見えてくるんや。

 【4】 2010年11月22日(月)  一年生
大阪府知事杯、一年生はベスト4の結果でした。まずは健闘お疲れさん。準決勝戦では体力差も大きな敗因のひとつとの報告を受けました。いくつかの課題はハッキリしている。これからです。鍛えます!
入団から8ヶ月、少し挨拶が出来るようになり、一歩前進。その一年生に今言える事、この時期個人差はあるけれど、何と言ってもまず基礎体力強化優先でしょう。瞬時に必要な大きな声を出す力、バットを強く振る力、等々。その基礎体力が備わらずして技術向上なんて私の頭の中には無い。
日誌の中でこんな質問がありました。「150kmの球を投げるには?」「ホームランを打つには?」と。純心な夢なので大切にしてあげたい。ただ体重が40kgにも満たない子がもしそんな球を投げられたとしたら腕ごと吹っ飛んでいくかも(笑) 。 土台が大切。根っこが大切。まず強い身体だ!。答えとしては、たくさん食べろ、たくさん寝ろ、ケガや故障の少ない、しっかりした体を作ろう、それが一番近道だと伝えました。平日練習も土曜日曜も、まだまだやらされているだけの子が多い集団から、誰が目的意識を持って抜け出して来るのか…。待ってるぞ。一年生!

 【3】 2010年11月15日(月)  一歩前進
13日は東大阪シニアさん、14日はレッドスターさんとのオープン戦でした。関係者の皆様、鍛練の機会を頂き有難うございました。
豊中シニアへの入団を検討中の6年生選手とご両親も試合の見学に来られました。有りのままを御覧になり好感を持って帰られたとのこと、有難い事だと思います。
さて2年生、「準備」に対する意識が出てきた選手が何人かいます。その選手は試合直前も、やり足りないアップを一人で黙々と補充していた、体のほぐれていない部分を真剣にほぐしていた。私は嬉しかったよ。しかし半分以上の選手達がまだ、「何となく」「みんながやるから」「やらないと叱られるから」 … そんな気持ちでやっているだけのように見える。その意識の低い選手達に問う、いったい何の為の準備だ? その準備が大切だと本当に思えているか? それを自分自身で心底理解しないと自ら動くことはないでしょう。つまり、やらされるということになる。
やらされるのでは、あまり成長は見込めない。自ら進んでやることに価値も進歩も成長もある。まず、この事を充分理解納得し、実践して欲しい。たったそれだけで大きな前進となるよ。
しかし打てないねぇ…。まぁチームとしてテーマを持って打撃練習に取り組んでいるので、この冬、徹底的に体を鍛え上げれば何とかなるでしょ、心配してません。 ただバントとサインミスはいかん。点を取れないチームがやったらダメでしょ。ちゃんと頭と体で反復練習しなさい。

 【2】 2010年11月8日(月)  準備
プロ野球の日本シリーズが終了しました。
気迫は凄かった。
さて、我豊中シニアチーム、守口記念杯は準決勝まで勝ち進みました。前へ前への精神がほんの少しだけ感じられるようになった。
ところで今、強烈に掲げているテーマ、それは「準備」。果たして選手達はどこまで意識しているのだろうか?チームとして戦う準備、個々の選手のとっさに動けるための準備、初球からフルスイング出来る準備等々・・・。
暴投して首を傾げ、肩を回し下を向く。落球して初めて捕球動作をおさらいしジッとグラブを見つめる…。肩が冷えてたのか?グラブが悪いのか?
満塁チャンスで初球からストライクを連続で見逃してしまう。やはり戦う為の準備と気迫の欠落だ。現段階ではミスしたことより、その前後の行動が重要であり問題です。
2年前に優勝した大阪市長杯も昨日は1回戦大敗。 強く言う。ここ一番で責任を果たせる為の練習をしようじゃないか。キッチリと準備の出来る選手を目指そうじゃないか?
そしてその道は決して甘くない。

 【1】 2010年11月7日(日)  常在戦場、一球懸命
新チームとしてのスタートから2ヶ月、その間、2年生16人中最大7人の故障者。例年と何かが違うと感じつつ連戦連敗。
もう一度足元から見直す良い機会でした。
この時期の子供達は精神的に特に不安定。こんな時だからこそもう一度基本に戻ろう。技術よりも体と心でしょう。
10月末から、ようやく初めの第一歩を踏み出せた。かなり遅れたが高い志と目標でまっすぐにチャレンジしていけばグーンと伸びる。どこまで行きたい? どこまで登りたい?。  その目標が君達の毎日を支配しているのです。
常在戦場、一球懸命、野球は心でするものです。 さぁ、みんな頑張っていこう。


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