362】試練の1回戦

関西大会1回戦、対大阪鶴見シニア戦は2対4からの逆転7対4で勝利しましたが。
弱さを露呈した試合でした。
今のスキルでは勝ち上がれない。
個々の精神的弱さ、準備の無さ、理解力の低さ、等々今のままではとても全国で戦える根拠がありません。
この冬、鍛え直すしかないと痛感してます。 
前の試合で神戸中央さん対五條さんの試合を観ました。
ハッキリ言って、うちとはレベルが違う。
ここ一番、何とか結果を出すんだという意欲がまるで違う。
うちの選手を見てると、「いったい何と闘ってるの?」と言いたい。 
前途多難!!

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361】厳しきブロック予選

新チームの初戦、門真シニさんに負けてから敗者復活戦ゾーンへ。
何とか粘って第3代表になり関西大会には出場出来ますが、まだまだ未熟そのものです。
闘うとか戦い切るとかいうレベルではありません。
育ちが良いのでしょうか、過保護で甘い子が多い気がします。
これからの時代を映し出しているのか、この光景がスタンダードになる事必至と感じます。
そんな中、我々も旧態依然とした指導者では通用しないだろうし、決して迎合は良くないが、理解し変えるべき所は変える、守るべき所は守る。
やはり指導者たる者は常に模索、常に勉強、常に挑戦、そして変化や失敗を恐れないという事が重要なのだと思います。
ただ、ひとつ気になるのが、簡単に故障する事、いや、簡単に痛みや違和感を訴えて来る事です。
我がチームは痛みや違和感は直ぐに自己申告させて、決して無理はさせませんが。
痛みは本人しか分かりませんが何か故障が安易過ぎる気がしてならない。
こんな事を言うと「早めの自己申告はさせるわ、申告すれば安易と思われるわ、矛盾している」と指摘されるかもしれないが、何か弱さを否めないのです。
医者に行けばどんな状態であっても最低でも全治2週間以上の診断をする。
レントゲンを撮って骨や筋肉の状態を精査しての診断判断ならともかく、何も見当たらなくて確信が持てなくても「痛い」「違和感がある」と患者が言ってくれば「数日安静」と言わざるを得ない。
だんだん慣れては来ましたが、そういう状況に際し私なりの疑問や違和感はずっとあります。
私が親ならその程度の事では休ませない…みたいなファジーなモノサシはありますが、そのモノサシさえも近い将来、無用の長物になりそうです。
こらからは真の自立がドンドン遅れる時代になってくるのではないだろか…。
怖い気がします。

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360】日本選手権試合後記

全国リトルシニアのどのチームもが第一目標とする夏の日本選手権、通称、シニア神宮大会。
1年間を通じてNO. 1 のビッグタイトルイベントです。
その後付随するジャイアンツカップにもつながる大会です。
今年は様々な事情により神宮球場はおろかキレイな大田スタジアムさえも使用出来ず残念ですが、17年ぶりに出場を果たした我が豊中シニアの対戦相手は優勝候補の一角、武蔵府中さん。
部員150名、全国大会常連の強豪チームです。
大阪豊中の田舎チームがいかにして強者に立ち向かっていくのか、先発メンバー、配球、守備位置、攻撃パターン、etc ありとあらゆる事を私なりに考え抜き、試合に挑みました。
ただ、1ヶ月前の全国選抜大会にて静岡裾野シニア対我が豊中シニア戦の直後の武蔵府中対豊田の試合を観戦出来てた事は私にとって大きかったです。
先発全員が息の抜けない打者だし1番、3番の選手なんかどこに投げても打たれそうだったし、投手は関西には居ない速球左腕で何点も取れる投手ではなさそうだし…。
この予備知識は大切だった…。
東京にて当然アウェー感がある中で、相手チームの自信満々のオーラも押し寄せて来る…。
しかし私にはうちの松岡がMAX3点までしか取られないという自信と、大舞台に強い美野田、森田への期待と、急成長の藤田、この4人が中心となり何とか戦える感触を持っていました。
私自身も元来滅多な事では緊張しないタイプなので全くの平常心。
懐刀の兼田、三代、両コーチとのコミュニケーションも良好で、「やるべき事はやって来た」「これで負けたら仕方ない」「選手達を信じるだけ」という心境でした。
レフトの先発だけ迷ったが、兼田コーチから「坂本で行きましょう!」との進言を受け、先発確定。
真面目に努力して来た選手だけに私も異論は無かったです。
その坂本がラッキーボーイになるとは…。
先に挙げた4人もさることながら辻田、菱田、岡村の堅実な守備にも助けられた。
菱田なんか、もう先発として無くてはならない存在です。
そして中野の脚力にも…。
坂本のスクイズ空振りはいただけないが 、この日のラッキーボーイ! 坂本を代えるつもりは全くなかったです。
小田はどのチームのサードコーチャーよりもレベルは高いし、伊藤は心が急成長中でとにかく一生懸命選手達に声をかけるんです。
奥本も平野も村上もいつ声がかかってもいいように確りと準備をしてくれていたに違いない。
圧巻は長谷川です!
延長戦タイブレークの為投手交代、まだ私の中で岡村なのか坂本なのか長谷川なのか若干の迷いがあったのだが、三代コーチに促されてブルペンから颯爽とノシノシと「ここはオレの出番でしょ!」とでも言いたげな雰囲気で登場して来てるんだもん。
「関西大会の準決勝の時と同じ雰囲気、この局面、長谷川しかいないわ」と私も腹をくくれた。
相手は強打の3番打者からの打順、ほんまに長谷川に託すしかない!。
その初球と2球目の打者反応を見て「行ける!」と確信。
2者連続凡打に打ち取った。
流れは豊中にある、その裏先頭打者の坂本で決まる…。そんな感覚を持ちながらの采配でした。
余談だがそこで得点出来ずとも次回は2番の菱田から始まる。
相手は下位に向かう。
有利に違いなし。
今日はたぶんそういう日なのだと感じていました。 
春の全国選抜大会1回戦対静岡裾野戦は3対2で負け、関西大会の決勝戦対尼崎西戦も2対3で敗戦。
そして日本選手権1回戦対武蔵府中戦は2対3で勝利。
このメジャー3試合は私にとって生涯記憶に残る試合のひとつになりそうです。
指導者冥利に尽きるシビレる試合。
野球に感謝です。 
5人の2年生をこの大会に帯同させました。
森口、小室は試合中も私の横に付き、必死で何かを感じ取ろうとしていた。
とても大事な事です。
間違いなく彼ら5人の為にもなった。
今後に活かして欲しいですね。
それから東海大菅生に行っている岩井の御両親や国士舘大に行っている矢田さん親子、その他にも大勢応援に駆け付けて下さいました事、この場を借りて御礼申し上げます。
良い試合をお見せ出来た事、そして関西代表4チームとして唯一何とか勝利することが出来、責任を果たせた事にホッとしています。
チーム一丸で勝ち取った勝利だと思います。 
新チームは弱く、相当鍛えなければなりません。
1年生も然り。
いつまでも3年生の余韻に浸っている訳にはいきません。
チャレンジを続けます。

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