317】本当は穏やかにやりたい

監督の私は昔ほどではないがグランドでよく怒鳴る。
ただしグランドに来る前に腹の虫の居所が悪いとか不機嫌とかは全く無い。
グランド内で覇気の無い集中力の欠けた選手達の動きが積もり積もって私の沸騰点に達する。
やらされるダラダラした練習には意味も価値も無いからだ。
その叱責のひとつは、小学生でも直ぐに出来ると思える所作が悪い時です。
中学生なのになんぼ何でもそれはないやろ? と思える時です。
豊中シニア事件簿? に5分後事件、と15秒後事件、3秒後事件、というのがある。(苦笑)
3秒前に言った事が出来ない、15秒前に言った事が守れない、5分前に指示した事を忘れている、のだ。
「そこに物を置いたらダメだ!」「はい!」と返事をして直ぐにそこに物を置いている…。
「牽制球が多いからここは無理をせず帰塁だけを頭に入れ気をつけよう」「はい!」となって直後に飛び出して牽制アウト…。
色々あるが全部小学生でも直ぐに出来る事だと思うのだが…。
このレベルから言い聞かせなければならないとなると大変で、こちらの言い方もTPOに合わせて変化を付けてはいるが、こんな状態が続くとチームのレベルは上がらないです。
野球技量以外のいわゆる「躾」の部分で我々から注意を受ける子は家庭でも学校でも同様の素行なのだろうと推測出来る。
出来る事ならそのウッカリミスの性格は治した方が良いと思います。
そうでないと次のステージでも、そのまた次のステージでも同じ事を繰り返す可能性は極めて高いと思います。
大人の草野球をやっていても、うっかり八兵衛や我慢の足りない人がいます。
彼等もきっと幼少期からそうで悪いクセが抜けきれてないんだろうと思う。
人として悪いとは思わないけれど、ここ一番での信頼度は低いと言えます。
スポーツの上で体と心両面に渡り敏捷性に欠け、その根源が怠惰、軽卒、好き勝手、反省なし、等々であるならばそれは問題有りです。
本当はそこを正すのは野球指導者の領域ではなく私は家庭と学校教育だと思う。
けれども、グランドに於いてその部分に口出しせずアンタッチャブルで、野球指導だけに限定すると選手育成はおぼつかずチーム成長は遅れ、あらゆる面から亀裂が生じ崩壊すると私は思っています。
私は親子から好かれようとは思ってません。
嫌われようが何だろうがそこを何とかする事が子供達の為と思っています。
選手はいずれ15年後くらいには理解してくれるだろう…くらいに思っています。
でも中学生の今がかなり大事な時期なのは間違いないと思う。
高校側から望まれる選手を育てたいものです。

Hits: 26

316】雷

関西大会1回戦はもたつきながらも何とか西淀川シニアさんを下し次は和歌山シニアさんです。
長年友好関係の良きライバルチームです。
正面からぶつかりチャレンジしていきたいと思います。

西淀川戦前日の練習で主力3選手に雷を落としました。
自覚と責任感が足りないと。
キャプテンのしんどく、つらい気持ちを少しでも考えた事があるかと。
お前らは自分の気の向くまま好き勝手にやっているだけではないかと。
ここを解るか解らないかが彼等の分岐点になる…。  

 

 

Hits: 31

315】関西大会とその先

実力のある摂津シニアさんとのブロック決勝戦は、勝っても負けても僅差を予想し、その予想通りの苦戦でしたが、どうにか粘り勝てて良かったです。
これにより関西大会本戦切符を手に入れ、第1代表で出場出来る事となりました。
私は毎試合必死のパッチでした。
これで何とか10期連続予選通過となり、北大阪ブロックで過去5年間の通過回数は豊中シニアがトップ、続いて北摂シニアさん、3位は東大阪シニアさんです。
9年前の監督就任当初はこのブロック予選さへ勝ち進めなかった…。
私も色々な経験を積み、苦い思いを味わって現在があります。
経験上、野球と勝負事をなめた時、それから流れを無視した時、そして私に我慢が足りなくなった時に足元をすくわれる事が多い。
さすがにこの年になるといくらか勝負のアヤも分かり、少々の事では動じなくなりましたが…。(笑)
それでもね、采配を振るうって、色んな理由からして難しいです。
それからね、人に教えるって実はとても恐い事で、責任重大で、世間でよく安易に野球とか教えている人がいるでしょ?
そんなに軽い事じゃないのに…と私は思ってしまいます。
技術的なワンポイントアドバイスも時には貴重で効果もありますが、ある意味こんな簡単で無責任な事はないとも思ってます。
それ相応の経験、実績、資格、気質、度量等が必要なのは当然で、その場だけを見て安易に口出しする輩に私は否定的です。
私の持論ですが、能力に欠ける人ほど、軽く、教えたがる。  
本当はとても難しい事なのにね。   

さぁ、10月5日から 関西大会です。
戦力に余裕などありません。
鍛えて叩き上げの選手を育成するしかありません。
来年の6月に向けての新たなチャレンジのスタートです。
チーム内競争の末に大きな較差が生まれて来ることは間違いのないところ。
共に歩んで行きます。

Hits: 101