311】45期生卒団

9月1日  豊中シニア第45期生の卒団式を執り行いました。
当日はお忙しい中、豊中市長の長内様、豊中市議会議長の弘瀬様にもご臨席を賜り、心暖まるメッセージも頂戴しました。
誠に有難うございました。
また、小鳩スプリンターズさんの津守代表、うちのOBで現在、読売ジャイアンツのスカウトをしておられる渡辺さんからの御祝電も有り難い限りでとても感謝しております。
そして土井コーチからの祝電、今は仕事の都合で九州在住ですがこの学年を手塩にかけて育成して下さった。
その土井コーチからのメッセージはこれまた一味違い、心に染みました。

わずか12人というここ10年間でも一番の少人数の学年でしたが
少ない故の利点もあり、成長著しかったです。
新チーム当初、どうにもこうにも全く試合に勝てる目処が立たず、ブロック予選で1勝でも出来たら一杯飲みに行こうとコーチと話してました…。
実際に初の1勝をした瞬間は涙が出て来たなぁ…。
そこから紆余曲折を味わい個々の成長とチームの成長の両方を実現し、勢いも手伝ってブロック予選通過から関西大会をも上位に勝ち進み、春の全国大会へ参加することが出来た。
その春季全国選抜大会は1回戦で埼玉県の浦和シニアと対戦しタイブレークの末惜敗、その浦和シニアさんは当大会ベスト16、夏の日本選手権では優勝され、見事日本一になりました。
私もまた新たな中学生野球というものを発見し学べたし、自信になった事もありました。
私はこの学年12人全員にかなり厳しかったと思います。
一方でそれは親御さんに対するメッセージでもあった。
皆さん全員に御理解頂けたかは分かりませんが、子供達の顔つきや行動から色んな事が読めます。
おそらくや各御家庭でポジティブな会話をして下さったのだろうと思います。
感謝申し上げます。
全員が確りと成長してくれた中でも特に厳しく叱り続けた広崎主将、牧野副主将、そして捕手中村の忍耐力と成長はチームを救ってくれたと思います。
有難う。
12人のみんな、良くやってくれた。
本当に有難う。
良い学年でした。
婦人部長、学年総務、心より感謝申し上げます。
有難うございました。   

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310】不屈

夏の高校野球甲子園大会は履正社さんの圧勝で幕を閉じました。
その履正社さんは春の屈辱を胸に刻み、並々ならぬ御努力をされたと伝え聞いております。
片や中学生野球ではありますが、悔しさや屈辱を奮起のキッカケとするのは私がとても重きを置いている事であります。
人の成長過程やサクセスストーリーにはいくつもの種類があるでしょうが、私は自分自身の体験から、「悔しさをバネに」「なにくそ!」が原動力となっていました。
つまり「わずかながら達成の味を知り、苦悩と挫折を味わい、くじけず、なにくそ! と未知なる領域に這い上がっていく。」
そこに人知れず私がこだわってきた哲学があります。
これはあまり言いたくはありませんでしたが…。
それからね、本当の努力というのは他人に知らせたり見せたりするものではない、という事。
「私はこれだけ頑張ってます、努力してます!」 は、たかが知れてて本物じゃないと思ってます。
余談になりました、あまり私の内面を出し過ぎてもいけません。

さて、甲子園では我が豊中シニア出身の選手も各々頑張ってくれて、準決勝まで進み春夏連続でベスト4だった明石商業さんでは2人、2回戦まで駒を進めた岡山学芸館さんと立命館宇治さんには3人と1人、計6人が豊中シニア出身でした。
特に岡山学芸館のバッテリーは2人とも教え子。
先発投手の丹羽は顔面に打球を受けて一躍有名になりました。(苦笑)
他でも地方予選で決勝、準決勝、準々決勝まで勝ち残った選手は15人以上いました。
滋賀学園さんのバッテリーもそうですし、沖縄県の興南さんと美里工さんとの準決勝戦は、兄弟が両方に別れて通っている対決でもありました。
皆色んな所で切磋琢磨し、良い経験をしているんですよね。
とにかく元気で、そして男を磨いてくれたら私はそれだけで充分嬉しいです。
皆また顔を見せに来てくれる事でしょう。

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309】何を目指した練習か?

人間だから失敗はつきもの。
チャラチャラした所作でないならば基本的には失敗しても堂々としていれば良いと思う。
他方、その失敗を恐れるが故に小さくなってしまうのはよろしくない。
チャレンジし何らかの結果が出る、その結果を素直に受け止め次に活かす為の創意工夫と努力を加える。
これを当たり前の如く前向きに取り組めるならば、そして継続出来るならば最高だ!
成長間違いなし!
あとは成長から成功に結びつけるための努力のボリュームの問題、やらされる練習から、自発的に明日を夢見て取り組む練習へ、想像するだけでもワクワクしてくるではないか!
高校生、大学生選手ではけっこう居ると思うが、中学生のうちからそういう感性を持つ子はやはり、ものが違う。
是非育てたいものです。

さて失敗の話に戻ります。
その失敗のほとんどが反省材料になり言うまでもなく良い事だと思います。
がしかし、単純な事にもかかわらず覚えきれず高い頻度で同じミスを繰り返す…。
中学生としてはお粗末でかなりの低レベルだと感じる事が多々ある。
マスターするのに時間のかかる選手は2倍3倍の強い意思で取り組めという事です。
こちらとしても、以外に簡単な事だけれど、しかし重要なのでたっぷりと時間をかけて練習している事なんですが。
サインを見る、コーチャーを見る、振り返らずとも見える打球はランナー自身が見る、スライディングしろと注意を受けるな、カットに入れ、カバーに入れ、チェンジ交代で速やかにグローブと帽子を選手に持って行け、こんな事にいまだに時間をかけなくてはならないのである。
まだまだです。
負ける要素満載。
カットとカバーに関してはバリエーションが豊富なのですぐに出来なくても仕方ないところもあるが、概ね1年目の半年以内で完全マスターしなくてはいけない初級項目です。
2年生がこのレベルでつまづくようだと試合に使う訳にはいきません。
猛省をしていただきたい!
サインを覚える、サインを見る、グラブと帽子をセットで置いておく、それをチェンジの時に素早く選手に持っていく、控えの選手は素早くトンボを取りに行きグランド整備、内野ゴロは一塁まで全力疾走、フライも相手野手が落球することを想定して走る、、、そんなに難しい事なのか?…。
ここを早くクリアして次の階級に進まねばならないのです…。
バレーボール、女子シンクロ、女子チアリーディング、自衛隊等々、いろんなものを背負った意地とプライドと責任感のある訓練行動の厳しさの中に様々なヒントがある。
真に楽しくやるがために苦しかろうがマスターしなくてはいけない事というのが絶対にある。
トップアスリートの並々ならぬ努力や苦悩や苦労を理解せず、ただ明るく楽しく…この部分だけを真似しても良い選手は育ちません。       

先日、ある試合で1点差で負けている最終回の攻撃時、内野ゴロで諦めて一塁手前で走力を抜いた選手がいた。
当然私は激怒した訳です。
私の野球で許せる事ではないからです。
本人曰く「全力で走りました」 。
明らかに手を抜いていたが。
こんな嘘をシャーシャーと言ってのける選手は大した度胸だと思うが、しかし真 (まこと) の度胸ではない。
言い訳を始めて、収まりがつかなくなったのである。
別に私に従順でなくても良いが、その場しのぎの嘘には信念がなく軽いし、成長の妨げになること必至。
そういう選手って「逃げ」が先に来るから以外にここ一番のプレッシャーに弱い。
練習時から自分を追い込む事をしないから大事な試合では逆にプレッシャーに支配され、追い込まれ、押し潰されるのだ。
当然「逃げ」を覚えるのである。
良い事は何もない。
面白さ、楽しさのはきちがいになっていく。
私がこだわる事である。

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